
2015年03月12日
東京喰種
こんばんは
ネイチャーみらい館です
お楽しみにしている方は60億分の2ほど
すなわち30億分の1の確率である。
それは
わたしが夜な夜な会社の公式ブログでひっそりとお伝えしている
今、私の中でブームのアニメシリーズであろう。。。
今夜はそのシリーズ最終章
正確には今年度最後と言っておこう。
今回紹介するのは
「東京グール」
へへ、今さらかよ(クスクス
って方がほとんどであろう。
私は恥ずかしながら
最近、見始めました。
正確には夕べです。
寝不足です。まさに残業。
せっかくなので
こちらを
どーぞ
間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人「喰種」が蔓延る東京。上井大学に通う青年カネキは喰種・リゼに襲われ瀕死となるが、鉄骨の落下により捕食は免れる。しかしその後、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる。
序章読書好きの平凡な大学生・カネキは、好意を寄せていた少女・リゼに小説をきっかけに話しかけられ彼女とデートをすることになる。その際、カネキは喰種であったリゼに襲われ瀕死の重傷を負うが、直後にリゼの頭上より鉄骨が落下し、2人は病院に搬送される。カネキは一命は取り留めたものの、重傷であり嘉納という医師の判断でリゼの臓器が移植される。手術後、カネキは今まで食べてきた食物を口に出来なくなり、人に食欲をそそられるようになる。喰種のトーカと芳村に出会い人肉を受け取るが、腹を満たすことと人としての尊厳を守ることとの間で激しく葛藤する。カネキは精神的にも肉体的にも追い詰められていく中、同じ大学に通う喰種のニシキに目をつけられ、親友であるヒデが捕食されそうになる。辛くもニシキを撃退したカネキは暴走状態となるがトーカに救われる。芳村に「人と喰種のどちらの世界にも居場所を持てる」と諭されたカネキは、喰種としての生き方を学ぶためあんていくのメンバーとして勤務することになった。アニメ版は、第1話から第3話として放送。白鳩(ハト)の出現カネキがあんていくに勤務して間もない頃、喰種の母娘・笛口リョーコとヒナミが訪れる。自分で人を狩れない彼女達は、あんていくに食料を貰いに来ていた。そんな中、喰種対策局(CCG)に所属する人間である亜門と真戸がリョーコを追いかけて20区に現れ、彼らによってリョーコはヒナミの目の前で駆逐されてしまう。この事件を受け、トーカはリョーコの仇を討つため、カネキは捜査官に対抗するために行動を起こす。クインケの材料にするべくヒナミを狙う真戸は、ヒナミを守るために対峙したトーカを追い詰めるが、ヒナミの覚醒とトーカの攻撃で致命傷を負い死亡する。その一方、カネキは亜門と対峙し、辛うじて勝利するも亜門を殺さずに逃避した。カネキは亜門の「この世界は間違っている」という言葉を受け、自らの生き方を模索しつつ、世界を正す方法を探す決意をするのだった。アニメ版は、第6話から第8話として放送。月山登場カネキとトーカがあんていくの勤務と訓練を行いつつ平穏に過ごしていたある日、月山があんていくに現れる。月山はそこで出会ったカネキに興味を持ち、彼との接触を試みる。カネキはヨモの誘いを受け、イトリが経営するバーを訪れる。そこでカネキは、リゼは事故で死んだのではなく第三者によって殺されたという事実と、人間とグールのハーフである「隻眼の喰種」の存在を知る。カネキはリゼの死の真相を知るため、情報の交換条件として、月山が出入りする喰種のレストランの調査を行うこととなるが、月山に騙され喰種のレストランの「ディナー」として招かれてしまう。そこでカネキが「隻眼の喰種」であることを知った月山は、貴重な存在を独り占めするためカネキを危機から救う。難を逃れたカネキの下に人間である貴未が恋人のニシキの容態について相談しに来る。貴未はカネキをおびき寄せるために月山に拉致され、カネキとニシキは貴未の救出のため月山と戦う。加勢に来たトーカを交え苦戦の末に月山を倒す。トーカは自分達の正体を知る貴未を口封じのために殺そうとするが、貴未の思わぬ発言に殺害を止め、その場から逃げるように立ち去り一人葛藤する。アニメ版は、第4話から第6話として放送(喰種のレストランの調査部分はカットされた)。アオギリの騒乱 / アオギリ編月山撃退後、カネキはイトリからリゼに関する情報を入手する。その頃アオギリの樹の襲来による11区の支部の無力化に伴い、危険区域に指定された20区に篠原やジューゾーら本局の捜査官が派遣された。ある日、リゼの知人であった喰種・バンジョーと彼の取り巻き達がリゼを探すためにあんていくに訪れる。同じくリゼを探しに来たアヤト、ヤモリ、ニコが襲撃してくる。トーカの弟だったアヤトは彼女を圧倒し、仲間と共にカネキを拉致する。アオギリのアジトに囚われたカネキは、アオギリの幹部・タタラに「戦力にならない」とアヤトに下げ渡された後、アヤトの配下になっていたバンジョーとその仲間達と共に脱出を試みるが、失敗に終わる。それが原因で、カネキはヤモリから執拗な拷問を受け続け、生死と狂気の狭間を彷徨うが、その際に現れたリゼの幻影との対話を経て喰種の本質を受け入れ、ヤモリを撃破した。また、危険を承知でカネキ救出を行ったトーカとニシキをアヤトの猛攻から助け出し、アヤトを叩きのめした。アオギリからの脱出後、カネキはあんていくのメンバーと再会するが、敢えてあんていくに戻らず、ある目的のためにバンジョーや、打算的な理由で手を組んだ月山と共に行動を起こそうとしていた。アニメ版は、第9話から第12話として放送。ヤモリを撃破したシーンで終わった。それぞれの動き / 新天地6区編アオギリの騒乱から半年後、捜査官達はその戦いでの功績が認められ昇任する中、亜門は真戸の娘・アキラをパートナーとして迎え、ジューゾーは駆逐したヤモリの赫子を元に制作されたクインケを手に入れていた。その頃、カネキはリゼの経緯を辿ってたどり着いた6区を拠点にすると、自らを喰種に変えた嘉納の情報を求め、嘉納と繋がりがあるとされるマダムAのいる喰種のレストランを襲撃する。そこでカネキは自分と同じ「リゼ持ち」である半喰種の少女・シロとクロに出会い、彼女たちの妨害でマダムAの捕獲に失敗する。あんていく襲撃多くの葛藤の末、6区のアジトを解散し“ただの自分”を取り戻すため、あんていくに戻る決意をしたカネキ。だが同じ頃、SSS級駆逐対象“梟"の居場所を突き止めたCCGは、有馬も含めた歴戦のCCG捜査官をあんていく襲撃のために集結させ“10年前の戦い"を彷彿とさせる「梟討伐作戦」を開始してしまう。
§東京喰種トーキョーグール [JACK][編集]
本編開始の12年前。13区の高校に通う不良少年・富良太志は幼馴染達をカボチャの仮面を被った人物に殺傷され、彼自身も殺されそうになるがクラスメイトの転校生・有馬貴将に助けられる。幼馴染の仇討ちを誓った富良は、有馬から仇が喰種という存在で、カボチャの仮面の喰種が“ランタン”と呼ばれていることを聞き、有馬と共にランタンの行方を追う。富良と有馬は順調に喰種を狩る中、ランタンの意外な正体を突き止める。
§東京喰種トーキョーグール:re[編集]
CCGでは、一等捜査官となったアキラの元に佐々木三等捜査官が新たに着任する[2]。その2年後、物語は動き出す。
§登場キャラクター[編集]
本作品の登場人物は特に必要とされる場合を除き、片仮名で呼称されるのが基本である。そのため、漢字の綴りが不明の者も少なくない。
§主人公[編集]
金木 研(かねき けん)声 - 花江夏樹(子供時代 - 小堀友里絵)本作第一部の主人公である青年。12月20日生まれのいて座。血液型AB型。愛称は「カネキ」。上井大学文学部国文科一年生で、20区内のマンションで一人暮らしをしていた。喰種のリゼに捕食されかけ瀕死になるものの、リゼの頭上より鉄骨が落下してきたことにより九死に一生を得る。搬送された病院でリゼの臓器を移植されて生き延びるが、その代償で半喰種となり、喰種の世界に関わることになる。喰種化したことで苦悩していたが、あんていくの店長である芳村に救われ、区内に暮らす喰種の集まる場所でもある同店で働くこととなる。そこで人間と喰種双方の苦悩に触れながら自ら生き方を模索するが、アオギリの樹からの拉致とヤモリの拷問を契機に、忌避していた喰種の本質を受け入れ、大切な人々を守るために戦う道を選ぶ。元来の性格は内向的かつ温厚で、亡き母の影響で自己犠牲を尊ぶ受け身な考え方を持っていたが、アオギリの騒乱による一連の事件を経て敵対者に容赦しない冷徹かつ攻撃的な一面を持つに至った。また、ヤモリの執拗な拷問が彼の思考や人格にパラダイムシフトをもたらしたためか、ヤモリの人格と癖を模倣し強い喰種を喰らうようになった。アオギリの本拠地から脱出した後はあんていくに戻らず、バンジョーや月山、ヒナミたちと反アオギリを掲げて行動を共にする。その後、半年間共喰いのみを行い、不完全ながら赫者となる。嘉納を追い詰める際、篠原を防戦一方に追い込みSSレート認定を受けるほどの実力を発揮するが、その際に自我を失った錯乱状態となり、バンジョーを手にかけようとしたところで正気へと戻った。その後、自身の疑問からあんていくで芳村と会話し、その直後のトーカからの叱咤から自分の間違いに気づき反アオギリを解散する。あんていく襲撃時には、芳村たちを助けに単身あんていくに向かう。途中、円児とカヤを助けながらも、あんていくに繋がる道にて亜門と激戦を繰り広げ致命傷を負ってしまう。そのため極度の飢餓状態に陥り、リゼやヤモリの幻覚にうなされてしまう。しかし、逃げ込んだ地下道でヒデと再会する。ここから先の記憶はなく、ルートV14で逃げた喰種を全滅させた有馬と遭遇。ヒデの助言に従い理性と狂気を総動員した持ち得る能力の全てを駆使しIXAの防御壁を損傷させるほどの奮戦を見せるが、それすら叶わず圧倒された末に両眼を貫かれて駆逐された。半喰種であるため食性や身体能力は喰種と同じであるが、赫眼は左目だけに現れ、自分の意思で発現をコントロールできないため、外出時は眼帯をつけている。マスクは普段とは逆に赫眼のみを露出する構造になっている。このマスクの特徴により亜門からは「眼帯の喰種」と呼ばれている。赫子はリゼと同じ先端が鉤爪状になった鱗赫で、右の腎臓付近から発生する。半赫者となった際には、百足のような赫子に、左顔を覆って胸元に向けて尖って伸びた一つ目の面が現れた(元々複数の赫包が発達しているのか、リゼの人格が現れたためかは不明だが、平常時の赫子が6本ある状態の赫子も出せる模様)。この赫子の特徴からCCGにより「ムカデ」の呼称が付けられる。標準的な喰種に比べると体の堅牢さに劣るが、喰種からも異常と見られるほどの回復力を持つ。嗅覚の優れた喰種たちに言わせると喰種や人間とも違う体臭であると指摘されているが、リゼと面識のある者からは彼女の匂いを感じ取られている。Rc検査ゲートと呼ばれる喰種判別装置に反応せず、肉体的に人間的な要素が多く残されている描写がなされている。生きた人間の肉を食らった後に、リゼを思わせる人格が現れることがある。当初は黒髪だったが、ヤモリの拷問による後遺症で白髪となった。幼くして母を亡くしたことで孤児になり、伯母一家に引き取られて暮らしていたが、伯母によるネグレクトに遭っていたため、親友のヒデが心の支えになっていた。読書が趣味で主にミステリーを好んで読んでおり、作家・高槻泉のファンである。独白シーンではたびたび小説の引用で心境が語られている。佐々木 琲世(ささき はいせ)本作第二部『:re』の主人公である青年。4月2日生まれのおひつじ座。血液型AB型。愛称は「ハイセ」。喰種捜査官であり、第一部エピローグ時は三等捜査官、『:re』では一等捜査官。「隻眼の梟討伐作戦」からしばらく後、一等捜査官に昇進したアキラから教育を受けることとなった。毛先は白髪、生え際は黒髪のツートンカラーである。「有馬貴将を超える捜査官をつくる」という目的から、喰種の能力を持った「クインクス」と呼ばれる4人をメンターとして統率しているが、一筋縄ではいかない問題児の彼らに振り回される日々を送る。冗談好きな性格だが、単独行動を辞さないクインクスを助け叱責するなど仲間思いかつ責任感が強い性格でもある。その実、嘉納による喰種化実験の被害者であり、CCGでは通常時は人間として扱われているが、暴走した場合はSSレート喰種「ハイセ」として駆逐されるということが取り決められている。また過去20年間の記憶を失っている。また、「白単翼賞」「金木犀賞」を受賞していることから実力は相当のものであると伺える(白単翼賞はSレート喰種を駆逐する能力があるという証)。使用するクインケは甲赫の[ユキムラ1/3]、喰種としての赫子は鱗赫。戦闘時は極力クインケを使用するが、格上の喰種相手には赫子を巨大な爪状に展開して併用する戦法を取ることもある。赫子を扱っているときには赫眼が左目に現れ、自身の内に居る「前の自分」が表層化した際には赫子の形状は自在に変化し、また性格も別人のように変貌する。
ようするに
連載版の原型となった作品。「第113回MANGAグランプリ」で準優秀賞を受賞し、『ミラクルジャンプ』のNo.2(2011年4/12号)に読み切り作品として掲載された。単行本には未掲載ではあるが、それらの要素は2巻から3巻にかけて再構成され、演出や台詞、テーマなども人物や場所を変えつつ再現されている。
ストーリーは、喰種の喫茶店員カネキと彼の正体を暴こうと来店する喰種捜査官の篠原を中心に繰り広げられる捜査劇で、正体を見ぬかれたカネキが篠原を捕食して決着をつけるなどピカレスク要素の強い作品であった。
登場人物は連載版と共通しているが、設定は著しく異なっていた。カネキは生来の喰種ではあるが食人本能に苦悩しているなど本作のトーカに近い描かれ方をしており、篠原は喰種を憎悪するなど真戸に近い人物として描かれていた。トーカもまた後輩店員として登場するが、天真爛漫に捕食殺人を繰り返すなどリゼに近い描かれ方をしていた。
んで
登場人物が
金木 研(かねき けん)声 - 花江夏樹(子供時代 - 小堀友里絵)本作第一部の主人公である青年。12月20日生まれのいて座。血液型AB型。愛称は「カネキ」。上井大学文学部国文科一年生で、20区内のマンションで一人暮らしをしていた。喰種のリゼに捕食されかけ瀕死になるものの、リゼの頭上より鉄骨が落下してきたことにより九死に一生を得る。搬送された病院でリゼの臓器を移植されて生き延びるが、その代償で半喰種となり、喰種の世界に関わることになる。喰種化したことで苦悩していたが、あんていくの店長である芳村に救われ、区内に暮らす喰種の集まる場所でもある同店で働くこととなる。そこで人間と喰種双方の苦悩に触れながら自ら生き方を模索するが、アオギリの樹からの拉致とヤモリの拷問を契機に、忌避していた喰種の本質を受け入れ、大切な人々を守るために戦う道を選ぶ。元来の性格は内向的かつ温厚で、亡き母の影響で自己犠牲を尊ぶ受け身な考え方を持っていたが、アオギリの騒乱による一連の事件を経て敵対者に容赦しない冷徹かつ攻撃的な一面を持つに至った。また、ヤモリの執拗な拷問が彼の思考や人格にパラダイムシフトをもたらしたためか、ヤモリの人格と癖を模倣し強い喰種を喰らうようになった。アオギリの本拠地から脱出した後はあんていくに戻らず、バンジョーや月山、ヒナミたちと反アオギリを掲げて行動を共にする。その後、半年間共喰いのみを行い、不完全ながら赫者となる。嘉納を追い詰める際、篠原を防戦一方に追い込みSSレート認定を受けるほどの実力を発揮するが、その際に自我を失った錯乱状態となり、バンジョーを手にかけようとしたところで正気へと戻った。その後、自身の疑問からあんていくで芳村と会話し、その直後のトーカからの叱咤から自分の間違いに気づき反アオギリを解散する。あんていく襲撃時には、芳村たちを助けに単身あんていくに向かう。途中、円児とカヤを助けながらも、あんていくに繋がる道にて亜門と激戦を繰り広げ致命傷を負ってしまう。そのため極度の飢餓状態に陥り、リゼやヤモリの幻覚にうなされてしまう。しかし、逃げ込んだ地下道でヒデと再会する。ここから先の記憶はなく、ルートV14で逃げた喰種を全滅させた有馬と遭遇。ヒデの助言に従い理性と狂気を総動員した持ち得る能力の全てを駆使しIXAの防御壁を損傷させるほどの奮戦を見せるが、それすら叶わず圧倒された末に両眼を貫かれて駆逐された。半喰種であるため食性や身体能力は喰種と同じであるが、赫眼は左目だけに現れ、自分の意思で発現をコントロールできないため、外出時は眼帯をつけている。マスクは普段とは逆に赫眼のみを露出する構造になっている。このマスクの特徴により亜門からは「眼帯の喰種」と呼ばれている。赫子はリゼと同じ先端が鉤爪状になった鱗赫で、右の腎臓付近から発生する。半赫者となった際には、百足のような赫子に、左顔を覆って胸元に向けて尖って伸びた一つ目の面が現れた(元々複数の赫包が発達しているのか、リゼの人格が現れたためかは不明だが、平常時の赫子が6本ある状態の赫子も出せる模様)。この赫子の特徴からCCGにより「ムカデ」の呼称が付けられる。標準的な喰種に比べると体の堅牢さに劣るが、喰種からも異常と見られるほどの回復力を持つ。嗅覚の優れた喰種たちに言わせると喰種や人間とも違う体臭であると指摘されているが、リゼと面識のある者からは彼女の匂いを感じ取られている。Rc検査ゲートと呼ばれる喰種判別装置に反応せず、肉体的に人間的な要素が多く残されている描写がなされている。生きた人間の肉を食らった後に、リゼを思わせる人格が現れることがある。当初は黒髪だったが、ヤモリの拷問による後遺症で白髪となった。幼くして母を亡くしたことで孤児になり、伯母一家に引き取られて暮らしていたが、伯母によるネグレクトに遭っていたため、親友のヒデが心の支えになっていた。読書が趣味で主にミステリーを好んで読んでおり、作家・高槻泉のファンである。独白シーンではたびたび小説の引用で心境が語られている。佐々木 琲世(ささき はいせ)本作第二部『:re』の主人公である青年。4月2日生まれのおひつじ座。血液型AB型。愛称は「ハイセ」。喰種捜査官であり、第一部エピローグ時は三等捜査官、『:re』では一等捜査官。「隻眼の梟討伐作戦」からしばらく後、一等捜査官に昇進したアキラから教育を受けることとなった。毛先は白髪、生え際は黒髪のツートンカラーである。「有馬貴将を超える捜査官をつくる」という目的から、喰種の能力を持った「クインクス」と呼ばれる4人をメンターとして統率しているが、一筋縄ではいかない問題児の彼らに振り回される日々を送る。冗談好きな性格だが、単独行動を辞さないクインクスを助け叱責するなど仲間思いかつ責任感が強い性格でもある。その実、嘉納による喰種化実験の被害者であり、CCGでは通常時は人間として扱われているが、暴走した場合はSSレート喰種「ハイセ」として駆逐されるということが取り決められている。また過去20年間の記憶を失っている。また、「白単翼賞」「金木犀賞」を受賞していることから実力は相当のものであると伺える(白単翼賞はSレート喰種を駆逐する能力があるという証)。使用するクインケは甲赫の[ユキムラ1/3]、喰種としての赫子は鱗赫。戦闘時は極力クインケを使用するが、格上の喰種相手には赫子を巨大な爪状に展開して併用する戦法を取ることもある。赫子を扱っているときには赫眼が左目に現れ、自身の内に居る「前の自分」が表層化した際には赫子の形状は自在に変化し、また性格も別人のように変貌する。
§喰種[編集]
§あんていく[編集]
霧嶋 董香(きりしま とうか)声 - 雨宮天本作のヒロイン。清巳高等学校普通科二年生。7月1日生まれのかに座。血液型O型。羽赫。愛称は「トーカ」。右眼を前髪で隠している。あんていくでアルバイトをしており、カネキの先輩店員にあたる。ウサギのマスコットを好み、マスクもそれに合わせていることから、CCGからは「ラビット」の呼称が付けられている。親友である依子の手料理を度々口にしているため戦闘能力を十全に発揮できず、赫子を片方の肩からしか出せない。普段はか弱い者にも気遣いを忘れない心優しさを見せるが、感情的になると激情に駆られ、敵対した人間を躊躇なく殺すなど凶暴な一面を持っている。カネキはこの極端な生命観を喰種としての生き方から来ていると考えている。平穏な暮らしを営める人間を羨んでおり、元が人間であるカネキに対しては複雑な感情を抱いているが、彼の優しさに惹かれている。既に両親はおらず、弟のアヤトと同居していたが音信不通となり、後に敵対関係となる。家族を失ったヒナミを引き取って同居していたが、アオギリの騒乱の後に彼女はカネキについていくことを選んだため、元の一人暮らしに戻った。その後カネキの通っていた上井大学の理学部を目指して受験勉強をしていた。カネキが芳村に面会した際に再会、カネキを激しく叱咤し、そのことが彼が6区での組織を解散を決意する切掛になる。あんていく襲撃をテレビで知り助けに行こうとするが四方に止められてしまう。その後、討伐戦の後に取り壊されるあんていくを見ながら、カネキがいつか帰ってくること信じ、四方とともに20区を脱出した。『:re』ではヨモを対外的に兄とし、ヨモと二人で喫茶店「:re」を営んでいる。芳村(よしむら)声 - 菅生隆之あんていくの店長である初老の男性。羽赫の赫者。温厚で優しい人物だが、感情に流されずに判断を下せる大局観を兼ね備えている。半喰種化して思い悩むカネキを人間と喰種の「二つの世界に居場所を持てる唯一人の存在」と励まし、自分たちをもっと知ってもらうためにあんていくの仲間として迎え入れる。カネキとリゼが遭遇した事故の真相を本人に隠すなどの窺い知れない一面を持つ。SSSレートと同等の実力を持つ羽赫の赫者であり、肩のショットガンとブレード、ランス状の赫子による遠近の双方で隙の無い戦いを見せる。かつては「功善(くぜん/声 - 楠大典)」という名で、孤独感に苛みながらもある組織の掃除屋として人間や同族すらも屠ってきた極めて強力な喰種であった。しかし正体を知りながらも自らと愛を育んだ人間の女性・憂那との出会いと死を経て、人間と喰種の共存について考え始めている。「あんていく」という店の名は、憂那と出会った喫茶店から取っている。隻眼の梟が我が子であることを確信しており、10年前とアオギリ戦ではCCGから庇うために自らが隻眼の梟に成り代わっていた。しかし、篠原と黒岩のビデオ検証により10年前とアオギリ戦とでは隻眼の梟とマスクの形が微妙に異なることに気づかれた(最も顕著な点は口の形)。真戸暁をはじめ、この事情を知る一部の捜査官からは「(不殺の)梟」と区別されて呼ばれる。CCGがカネキとあんていく周辺を嗅ぎまわっていることを察し、あんていく襲撃の日にCCGを迎え撃つ。多勢にも関わらず圧倒的な力で捜査官たちを倒していくが、法寺に致命傷を受け敗北する。しかし、直後に現れた本物の隻眼の梟によって連れ去られ、現在はリゼと同じように、嘉納によって赫包の培養器の中に入れられている。西尾 錦(にしお にしき)声 - 浅沼晋太郎(子供時代 - 阿久津秀寿)眼鏡をかけた茶髪の青年。上井大学薬学部薬学科二年生。2月4日生まれのみずがめ座。血液型O型。尾赫。愛称は「ニシキ」。カネキの大学の先輩。本来は情に厚いが神経質で攻撃的な性格をしており、口の悪さが目立つ。 親代わりの姉が人間の恋人に裏切られて駆逐された経験から他人を信用しておらず、徹底的な個人主義を貫いていた。喰場に偶然居合わせたカネキをテリトリー荒らしと誤解し、報復でヒデを捕食しようとするが返り討ちにされて姿を隠す。後に再会した際、負傷のために14区で喰種の集団に共食いの餌食になりかけていたところをカネキに救われる。月山に拉致された恋人の貴未をカネキたちの協力のもとに救出し、以降はカネキの善意を受け入れ和解する。喰種である自分を受け入れてくれた貴未へのけじめから、人を殺さずに食物を得る生き方を選び、あんていくに勤務することになった。以降、不器用ながらもカネキとトーカを気にかけている。あんていく襲撃時には、芳村たちを救出しに行こうとするカネキと言葉を交わし、月山とともに見送った。『:re』では左目元に傷ができ、推定Sレート以上の喰種「オロチ」と呼ばれており、以前よりも赫子が巨大化し再生力も早くなっている。理由は不明だが、喰種を狩ることを繰り返している。古間 円児(こま えんじ)声 - 勝杏里あんていくの男性従業員。尾赫。気さくな性格で、コーヒーを淹れ方では定評を持つ。事あるごとに「魔猿」の二つ名をひけらかしている。かつては、各区の優秀な捜査官を殺しまわっていた猿面集団のリーダーで「魔猿(まえん)」と呼ばれていた。特等捜査官とも互角に戦うことができる強力なSSレートの喰種。あんていく襲撃時には、「魔猿」時代の仲間たちとともに捜査官たちを次々と倒していく。途中、捜査官の田中丸との戦闘で負傷するもカネキによって救出される。その後の行方は不明。入見 カヤ(いりみ カヤ)声 - 大浦冬華あんていくの女性従業員。羽赫。優れた探索能力を備えており、遠隔地の建物内の様子も足音や律動、内部の反響などを聞き分けて様子を窺い知る力をもつ。かつては、 「ブラックドーベル」という喰種集団の首領で「黒狗(くろいぬ)」と呼ばれていた。特等捜査官とも互角に戦うことができる強力なSSレートの喰種。あんていく襲撃時には、「黒狗」時代の仲間たちとともに捜査官たちを次々と倒していく。途中、因縁の相手である鉢川と戦闘中に、逃げ遅れた老婆を庇って負傷するも、カネキによって救出される。その後の行方は不明。四方 蓮示(よも れんじ)声 - 中村悠一店長の右腕的な男性。7月9日生まれのかに座。血液型A型。羽赫。愛称は「ヨモ」。店の業務に関わることはなく、情報収集や自殺者の遺体集めといった実務を担当している。寡黙で無愛想だが誠実な人柄で、周囲からの信頼も厚い。トーカやカネキに格闘の手ほどきをしており、二人がかりでも軽くあしらうほど技量が高い。作中ではほとんど描写されていないが、多くの強力な喰種から警戒されるほどの実力をもつ。ウタやイトリとは4区で暮らしていた頃からの友人であるが、ウタとは4区を混乱に陥れるほどの敵対関係にあった。幼少期に姉を有馬に殺されており、ウタとその仲間とともに有馬に復讐しようとするが返り討ちとなる。その際に店長に助けられたことで行動を共にするようになった。嘉納のラボでカネキの前に現れ、意味深な言葉を残しリゼを連れ去る。あんていく襲撃時には、あんていくに向かおうとしたトーカを悟し、ともに20区を脱出した。『:re』ではトーカと二人で喫茶店「:re」を営んでいる。
§「20区」の喰種[編集]
神代 利世(かみしろ りぜ)声 - 花澤香菜本作のキーパーソンとなる女性。鱗赫。愛称は「リゼ」。カネキが喰種の世界に足を踏み込む原因を作った張本人。趣味は読書で日頃はお淑やかで理知的に振る舞っているが、本質は奔放かつ貪欲で無差別に人を襲って食欲を満たしているためCCGからは「大喰い」と呼ばれており、他の喰種からも恐れられている。高い攻撃力を有し推定Sレート以上。無分別な捕食が原因で以前暮らしていた11区にCCGの本格介入を招いてしまい、粛正に動いた有力喰種たちをも殺害してしまったために11区の喰種社会は混乱し、アオギリの樹を呼び寄せる遠因を作った。20区に移り住んだ後も行いを改めることはなく厄介者扱いされていたが、カネキを襲った工事現場にて鉄骨の落下により死亡したとされていた。搬送された病院にて赫包を摘出され、彼女の赫包によってカネキは半喰種となる。実は嘉納によって生かされており、半喰種を作るための赫包培養器として扱われていた。そしてそもそもの発端である事故とされていた鉄骨落下も人為的に起こされたと複数の喰種たちが示唆している。カネキと嘉納の前に突如現れたヨモによって連れ去られ、現在はコンテナに監禁されている。無力化のため最低限の食事しか与えられず、極度の飢餓状態にされており、食糧以外は認識出来ない。笛口 雛実(ふえぐち ひなみ)声 - 諸星すみれあんていくを度々訪れる少女。5月21日生まれのふたご座。血液型AB型。甲赫および鱗赫。愛称は「ヒナミ」。登場以前に父親を殺されており、母親と共にあんていくから食料を受け取る生活をしていた。学校には通っていないため文字の読み書きなどはカネキに教えてもらっている。真戸に母親を殺されてからは一時あんていくに身を隠し、ほとぼりが冷めてからはトーカの家で暮らしていた。アオギリの騒乱後はカネキについていくことを選び彼らと行動を共にしている。両親はともに喰種捜査官に殺されたが、憎しみよりも寂しさを感じる心優しい性格。故に戦闘向きの性格ではないが、真戸との戦闘では喰種としての能力の高さを見せた。腕力や身体能力は突出していないが五感が鋭く、他のグールより聴覚と嗅覚が鋭い描写がある。アオギリの騒乱ではカネキの居場所を聞き当て、カネキと行動を共にしてからは敵の進行方向や速度を把握、指示を出して敵を囲い込む参謀役に就くこともある。『:re』ではアオギリの樹の一員として行動しており、とても大人びた雰囲気を持っている。トルソーへアオギリの樹からの伝言を伝えた。笛口 リョーコ(ふえぐち リョーコ)声 - 折笠富美子ヒナミの母親。甲赫。登場以前に夫を失い、あんていくから食糧を受け取る生活をしていたが、喰種捜査官に喰種と見抜かれてしまい、ヒナミを逃がすも戦闘慣れしておらず真戸によって殺され、クインケの材料にされる。月山 習(つきやま しゅう)声 - 宮野真守20区に暮らす青年。晴南学院大学人間科学部社会福祉学科四年生。3月3日生まれのうお座。血液型A型。甲赫。「隻眼の喰種」であるカネキに食材として異常な執着を持っている。貴未を人質に取りカネキを捕食しようとするが、本人とニシキ、トーカを相手に戦う羽目になり敗れる。その後、アオギリに拉致されたカネキを救出するために下心を持ちながらも芳村らとの利害の一致で協力関係を築いた。カネキ救出後、カネキとは打算を多く含む協力者となる。反アオギリでは自分を「主(カネキ)の剣」と称し、月山家の力と後述の堀チエからの情報で積極的にカネキをサポートしている。反アオギリ解散後も下心はあるが、協力する姿勢を見せている。捕食対象の特定部位を選り好みして食べるなど食事にはこだわりを持っており、CCGからは「美食家(グルメ)」と呼ばれている。その実力は他のグールや捜査官にも一目置かれている、ゆえに駆逐対象として捜査官を20区に引き寄せてしまうため、トーカからは「20区の厄介モン」と称されている。リゼとは知り合いであったが、食に関するこだわりの行き違いから決別した。喰種のレストランの会員でもありレストランでは「MM」と呼ばれている。赫子は右腕を螺旋状に覆う形状をしており、剣のような形状に変形する。愛用のマスクは三日月を模している。ファッションなどのコーディネートも好み、カネキに初対面でモデルを思わせた端正な美形である。言葉の端々にフランス語や英語を混ぜることが多い。あんていく襲撃時には、芳村たちを助けに行くカネキを赫子を用いて全力で止めようとするが、結局負けてしまう。行かないように懇願するも、カネキから「止めようとしてくれてありがとう」と言葉をかけられ、泣きながら見送った。『:re』ではカネキが駆逐されたことにより塞ぎ込んでしまい、引きこもり状態となっている。吉田 カズオ(よしだ カズオ)声 - 丹沢晃之フィットネスクラブに勤務する41歳の男性。普段は捕食を除いてごく普通の生活を送っており、芳村よりリゼの喰場を譲り受けるが、所有権を主張するニシキに殺害される。なお、本編での登場は少ないが巻末のおまけ漫画では頻繁に登場している。小説[日々]では彼が主役の話がある。小説のみ登場桃池 育馬(ももち いくま)[日々][空白]に登場。ミュージシャンを目指してギターを片手に田舎から上京してきた男性。愛称は「イクマ」。上京初めの頃は母の仕送りだけで生活していた。仕送りが底をつき、崖で食料調達をしていた際、ヨモと遭遇。その後、月山に襲われて怪我をしたところをあんていくに助けてもらうも、あまりに稼ぐことが出来ずに餓えていた。最終的にはあんていくに助けてもらい、喰場も確保できるようになった。今も20区でミュージシャンを目指して励んでいる。カイン[日々]に登場。上井大学のオカルト研究会に顔を出すオカルト研究家の男性。捕食と口封じのためヒデとオカルト研究会のメンバーに襲いかかるが、ヒデの策略で返り討ちにされた。
§アオギリの樹[編集]
霧嶋 絢都(きりしま あやと)声 - 梶裕貴(子供時代 - 高垣彩陽)アオギリの幹部。トーカの弟。7月4日生まれのかに座。血液型O型。羽赫。愛称は「アヤト」。姉とよく似た美形と評されている。孤児になる原因になった事件の経験から人間を嫌い、力を遵奉するようになる。極めて粗暴かつ陰険な性格をした激情家だが、拉致したカネキに忠告を与えたり、戦闘でさりげなく姉を庇うなど、本来の優しさを垣間見せる。トーカとは人間との関わり方について相違があり決別した後、都内各地で暴れ回っていた時にタタラと出会い、アオギリの樹に参加。数年後にあんていくの襲撃でトーカと再会するも、既に敵対関係にまで悪化していたが、今でも姉への屈折した愛情を抱いており、それをカネキに見抜かれていた。トーカの赫子を喰らって戦闘不能に追いやった後、トーカを救出したカネキと戦い、身体の骨の半分を折られ、文字通り「半殺し」にされた。カネキにやられた傷が癒えた後もアオギリの樹で活動しており、「黒ラビット」として捜査官狩りや、嘉納の捜索をしていた。羽赫特有の遠距離攻撃を中心に攻め立てる、羽根状の赫子を盾にしながら飛びかかり、そのまま赫子を開いて敵を切り裂くなど多様な攻撃方法を持つが、本人いわく最も得意なのは近接戦である。『:re』ではSSレートの喰種「ラビット」と呼ばれており、過去のトーカによる捜査官殺しもCCGではラビット=アヤトによる犯行となっている。また独自に佐々木のことも追っている。ヤモリ声 - 西凜太朗アオギリの幹部。3月15日生まれのうお座。血液型O型。鱗赫の半赫者。本名は「大守 八雲(おおもり やくも)」。拷問が趣味で「食」より「遊」で殺しをするサディスト。極めて高い格闘センスを持ち、愛用のホッケーマスクと出身地の13区からCCGより「ジェイソン」の呼称で警戒されている。手の人差し指を曲げ、親指で押して鳴らす癖がある。過去に母親を亡くしたことと、喰種収容所で受けた残虐な拷問によって今の人格になったと述懐している。カネキに執拗な拷問を行うが、覚醒したカネキの反撃に遭い瀕死の重傷を負う結果となり、直後に遭遇したジューゾーを捕食しようとしたが返り討ちにあい死亡し、彼のクインケにされた。上述の通り性格は醜悪であるが、ニコとナキとは親しい関係にあり、ナキにはそれなりの気遣いを行っていた。そのためナキからは「神兄貴」と呼ばれ慕われていた。[JACK]にも登場する。本編登場時とは違い黒髪で、彼も拷問により白髪になった模様。タタラ声 - 遊佐浩二アオギリの幹部。鉄のマスクで口元を隠している。隻眼の王の側近で、他の幹部より上位の中心的な立場にいる。時折中国語を話す。リゼ持ちであるカネキを拉致してアオギリに迎え入れようとするが、戦力にならないと判断しアヤトに下げ渡す。CCGを11区に陽動させた後、エトを含む本隊と共に23区の喰種収容所を襲撃した。エト声 - 坂本真綾全身に包帯を巻いた外見をしている少女。羽赫の赫者。CCGを11区に陽動させた後、タタラ率いる本隊と共に23区の喰種収容所を襲撃した。高い戦闘能力を持ち、バンジョーに全く気付かれずに彼の肋骨を切断した。その正体はCCGよりSSS級駆逐対象に位置づけられ最も恐れられている隻眼の喰種「隻眼の梟」であり、アオギリの樹のリーダー「隻眼の王」。芳村と憂那の間に生まれた半喰種で、右眼のみ赫眼になっている。赫者としての姿は十年前当時は偽装していた芳村のオリジナルの姿であったが、現在は元が人間の形をしていた喰種なのかということが疑わしいレベルなまでに巨大化した赫子で覆われ、怪獣と形容してもいい姿を持つ。あんていく襲撃の最中に突如出現し、多数の捜査官を戦闘不能に追い込んだ。その後芳村を飲み込み、嘉納の元へと連れ去った。 高槻 泉(たかつき せん)エトのミステリー小説家としての姿。小柄な体型ではねた長髪の女性。作品の評価は高い。金木曰く綺麗な女の人であり、作品ではなく本人が好きというファンもいるほどの有名人である。サイン会に来たヒナミを「ちゃんヒナ」と呼んで気にかけており、喫茶店で再会した際はアドバイスを送るとともに連絡先を教えた。CCGに単身乗り込み、捜査官も知らないようなCCGの極秘情報を亜門に提供している。著書は処女作の「拝啓カフカ」、カネキとリゼが出会うきっかけとなった「黒山羊の卵」、「小夜時雨」「虹のモノクロ」「なつにっき」「ルサンチメンズ」などがある。ノロアオギリの幹部。鼻と巨大な口の描かれたマスクを付けた巨大な男性。隻眼の王の側近であり、他の幹部とは一線を画す。終始無言で行動している。分類不明の環形動物のような赫子をもつ。極めて高い再生能力をもち、胴体を輪切りにされても傷口から湧きだした無数の赫子によって修復され、戦闘時には大口を開けた一本の巨大な赫子で敵を丸囓りにする。常に時計を持ち歩いており、タイマーが鳴ると戦闘を中断していずこかへ姿を消す。瓶兄弟(びんきょうだい)声 - 藤原祐規(兄)、荒井聡太(弟)アオギリに所属する兄弟。両者とも尾赫。2人ともマスクを付けており、メンバーの中では比較的穏健な性格をしている。喰種対策局からは「しっぽブラザーズ」の呼称がつけられており、連携攻撃を得意とする。隻眼の王に忠誠を誓っており、アオギリの思想に心酔している。共に亜門の手にかかり死亡。赫包は後に、亜門が梟討伐作戦でカネキと戦った際に使用されたクインケ「ドウジマ・改」の材料として使われ、カネキに致命傷を負わせた。鯱(しゃち)声 - 梁田清之元6区のリーダー。尾赫。本名は「神代 叉栄(かみしろ またさか)」。23区の喰種収容所に収容されていたSSレートの喰種で、アオギリの樹の収容所襲撃の際に脱走した。脱走後は6区に戻らず、アオギリのメンバーとして嘉納を探している。その際にカネキと対決し、彼を完全敗北に追い込んだ。屈強な体格をした硬派な人物で、漢字交じりの独特な口調で話す。青年期から人間の道場で修業を積んだ武道の達人でもある。赫子はシャチの尾のような形状をしており、これを利用することで常識をはるかに超えた動作が可能。幼い頃のリゼを知っている模様。ナキ声 - 下野紘元13区の喰種。1月28日生まれのみずがめ座。血液型B型。甲赫。23区の喰種収容所に収容されていたSレートの喰種で、アオギリの樹の収容所襲撃の際に脱走した。脱走後はアオギリの樹のメンバーとして嘉納を探しつつ、ヤモリの仇敵にあたるカネキを討つことを目的にする。涙脆い性格でヤモリに心酔しており、彼をかばって収容されていた。また、ヤモリのことを「神兄貴」と呼ぶ。頭はあまりよくないが、仲間を身を挺して守るなど真っ直ぐな信念を持つ。冴木 空男(さえき からお)『:re』から登場。タクシー運転手をしながら捕食をしている男性の喰種。Aレート。鱗赫。傷のある女性の胴体に変質的に執着することから「トルソー」と呼ばれる。アオギリの樹から雇われ、タクシー車内での会話を録音しそれを渡していた。クインクス達と交戦するもオロチの乱入で一命をとりとめ、アオギリへ入ることを決意する。
§バンジョー一味[編集]
万丈 数壱(ばんじょう かずいち)声 - 伊藤健太郎反アオギリのリーダーを務める元11区の喰種。10月11日生まれのてんびん座。血液型AB型。羽赫。愛称は「バンジョー」。頑丈さだけが取り柄で、戦闘能力は極めて低い。リゼの招いた混乱によって崩壊状態にあった11区の喰種社会を糾合するが、侵略してきたアオギリの樹に制圧される。11区の元リーダーとして不器用ながらも仲間想いで責任感もあり、カネキや反アオギリのメンバーから慕われている。そのため自分の弱さを嘆いている。大半の仲間を亡くしながらもアオギリから脱出した後、助けられた恩からカネキの行動に協力する。嘉納を追い詰める際、エトに肋骨をくり貫かれ瀕死に陥ったが、それがきっかけで小さいが羽赫の赫子を出せるようになり、その後、暴走したカネキに腹を貫かれた際も赫子による肉体修復が行われている。自分の名前しか書けなかったが、カネキに文字の読み書きを教えてもらっている。リゼの自由奔放な性格に惹かれ、彼女に想いを寄せていた。イチミ、ジロ、サンテ声 - 宮崎秋人(イチミ)、上田麗奈(ジロ)、 荒井聡太(サンテ)バンジョーの取り巻き。全員ガスマスクをつけている。アオギリからの脱出に失敗した後、バンジョーらと共に囚われていたが、カネキに助けられた。その後は助けられた恩からカネキの行動に協力する。マスクを外している場面も多いが、素顔が良くわからないように描写される。ウス反アオギリのメンバー。アオギリからの脱出に失敗した後、バンジョーらと共に囚われていたが、カネキに助けられた。モク、テツ反アオギリのメンバー。アオギリからの脱出に失敗した直後、ヤモリに惨殺された。コウト反アオギリのメンバー。母親を守るために反アオギリに所属している。アオギリからの脱出に失敗した後、拷問を受けていたカネキの目の前でヤモリに殺された。ケイ反アオギリのメンバー。コウトの母親。アオギリからの脱出に失敗した後、拷問を受けていたカネキの目の前でヤモリに殺された。シュウ、ハル声 - 青山耕平(シュウ)、小堀友里絵(ハル)アニメ版にのみ登場。バンジョーの部下。カネキ救出のために動いていたが、ヤモリに捕らえられる。カネキにどちらを殺すか選択させるという拷問に利用される。シュウはハルを助けるためカネキに自分を選ぶよう懇願するが、カネキがどちらも選べなかった結果、両名ともヤモリに殺された。恋人同士だった模様。
§道化師(ピエロ)[編集]
ウタ声 - 櫻井孝宏4区で「HySy ArtMask Studio」という店を営んでいるマスク職人の男性。12月2日生まれのいて座。血液型B型。マイペースな性格で、ピアスとタトゥーの出で立ちが特徴的なパンク・ファッションで装うが、攻撃的な外見とは裏腹に対応は穏やかである。常に赫眼状態のため外出時はサングラスを着用している。かつては4区に集う喰種のリーダー格で、ヨモと敵対していた。当時のCCGでの呼称は「ノーフェイス」。アオギリ戦ではあんていくのメンバーの仮面とマントを用意し、カネキ救出に参加した。首のタトゥーはラテン語で彫られており、「私はあなたと共に生きてはいけない」「私はあなたなしでは生きていけない」という意味合いを持つ。イトリ声 - 高垣彩陽14区で「Helter Skelter」というバーを営んでいる若い女性。ヨモやウタとは古くからの知人。くだけた性格であり巨乳の持ち主。情報網が広く、喰種の裏情報に通じている。鉄骨事故の情報に興味を持つカネキと情報提供の交換条件として喰種のレストランの調査を依頼した。その後もカネキに情報提供の協力を行っている。ニコ声 - 津田健次郎同性愛者の男性(オカマ)。11月2日生まれのさそり座。血液型A型。嗅覚や聴覚が鋭く、きわめて高い再生力を有している。ヤモリに惹かれて一時的にアオギリの樹に参加していた。残忍な性格で、ヤモリの生き方を「クール」だと絶賛しているが、子供殺しを強く諫め、死体を弔うなど母性的な一面を持つ。イトリのことを旧友と呼んでいる。帆糸 ロマ(ほいと ロマ)声 - 三森すずこあんていくの女性従業員。皿を割ったり、喰種に人用の調味料を提供したりとそそっかしい。カネキに憧れて隣の19区から来たが、そのカネキへの憧れも「苦しみ悶える姿が美しい」という歪んだ美意識の持ち主。あんていく襲撃時にあんていくの元を離れ、以降はピエロとして活動する。宗太(そうた)声 - 杉山大喰種のレストランの会員で「PG」と呼ばれる男性。月山とも面識があり、亜美を食材として太らせレストランの解体ショーに誘い込んだ。カネキとリゼが遭遇した鉄骨落下事故に関与した。
§嘉納の関係者[編集]
マダムA声 - 浅野まゆみ喰種のレストランの会員。5月15日生まれのおうし座。血液型A型。本名は「阿倍 麻衣子(あべ まいこ)」。飼い人のタロちゃんを溺愛していたが、月山の交換条件を受け入れて食材に提供した。実は嘉納と関係があり、タロちゃんは彼から提供された人工喰種の失敗作だった。金髪はウィッグであり、本来の髪はぼさぼさの黒髪である。安久 黒奈(やすひさ クロナ)声 - 悠木碧カネキと同じくリゼの赫包を移植された半喰種。7月7日生まれのかに座。血液型AB型。双子の姉。鱗赫。喰種化後の呼称は「クロ」。縦縞のマスクに黒いフードという出で立ちをしている。マダムAの護衛を務めており、絶妙なコンビネーションで攻撃を行う。嘉納を「パパ」と呼び、彼を従っている。安久 七生(やすひさ ななお)という資産家の娘で、両親を喰種に殺された後はCCGに保護され施設で育ち、将来優秀な捜査官になると期待されていた。同じ施設にいたジューゾー、施設に講演に来ていた亜門と面識がある。安久 奈白(やすひさ ナシロ)声 - 戸松遥カネキと同じくリゼの赫包を移植された半喰種。7月7日生まれのかに座。血液型AB型。双子の妹。鱗赫。喰種化後の呼称は「シロ」。横縞のマスクに白いフードという出で立ちをしている。マダムAの護衛を務めており、絶妙なコンビネーションで攻撃を行う。嘉納を「パパ」と呼び、彼を従っている。安久 七生(やすひさ ななお)という資産家の娘で、両親を喰種に殺された後はCCGに保護され施設で育ち、将来優秀な捜査官になると期待されていた。同じ施設にいたジューゾー、施設に講演に来ていた亜門と面識がある。ジューゾーとの交戦で致命傷を負った。
§その他の喰種[編集]
ドナート・ポルポラ声 - 井上和彦23区の喰種収容所に収容されているロシア系喰種。SSレート。CCGでの呼称は「神父」。亜門の育ての親でもあり、収容所に入れられる以前は孤児院を営んいた。孤児院の小児を好んで喰っていたが亜門だけは喰わずにいた。過去には捜査官殺害、複数の捕食殺害に関与していた。コクリアに収監されているが、CCGからは喰種のプロファイラーとして生かされている。亜門やハイセには(比較的ではあるが)好意的に接するが、他の捜査官には辛辣な説教を行う事が多い。御手洗(みたらい)喰種のレストランの会員で「TR」と呼ばれる男性。食通家として知り合った小鉢を食材として解体ショーに誘い込んだ。芥子(カイコ)芳村がかつて所属していた喰種組織「V(ヴィー)」の一員。CCGに狙われる芳村を救う代償として隻眼の梟を差し出すよう要求するが、拒絶される。笛口 アサキ(ふえぐち アサキ)声 - 鳥海浩輔ヒナミの父親。鱗赫。原作では既に真戸によって駆逐されており、本編には赫子しか登場しない[注 1]。アニメ版では喰種を診る医者として登場[注 2]。過去にジェイソンの仕事を手伝っていた時期があったが所帯を持ったことを期に手を引いていた。しかし再びジェイソンから拷問用の器具を作る仕事を半ば強制的に依頼され、身の危険を察知し妻と娘をあんていくに預ける。最終的にはジェイソンが彼に接触するとの情報を掴んだ真戸と亜門が彼の家を急襲。ジェイソンは取り逃がしたが、真戸により殺される。その赫子は真戸のクインケとなり、妻であるリョーコの殺傷に用いられた。霧嶋 新(きりしま あらた)声 - 内田夕夜トーカとアヤトの父親。1月1日生まれのやぎ座。血液型A型。甲赫の赫者。温厚な性格で人を襲うこともなく、人間との共存を図る生き方をしていた。人間の死体を拾って喰べることからCCGでは「骸拾い(ムクロひろい)」と呼ばれていた。死体を拾っている途中でCCGに見つかり討伐されたがその後の生死は不明。ヒトの死体を拾う傍ら、大量の共喰いを行っていたようで、そのため完全な赫者である。なお、赫子は鎧を着込んだような姿に展開される。ニシキの姉声 - 内山夕実少女期からニシキの親代わりとして世話をしてきた。人間であるアルバイト先の店長と恋愛関係になるが、彼の通報でCCGに駆逐された。このことがニシキが当初人間を憎悪する要因となった。村松 キエ(むらまつ キエ)声 - 土井美加亜門がCCGに入局した頃に活動していた17区の連続殺人鬼の老婆。1年で50件以上の捕食殺害を起こしており、目撃情報による継ぎ接ぎだらけの丸い顔から「アップルヘッド」と呼ばれている。亜門に襲いかかったところを真戸に駆逐された。活動当時はマスクだと思われていた顔が駆逐後に素顔と判明した。ビッグマダム声 - 斉藤貴美子太った女性の喰種。幼少期の鈴屋玲を飼いビトとして愛玩し同時に解体屋「什造」として育成していた。玲の少女のような魅力を永遠のものにしようと彼の睾丸をハンマーで打ち砕いている。後にCCGの介入により逃亡、以後の消息は不明。ナッツクラッカー『:re』から登場。お歯黒をした女性の喰種。推定Sレート以上。尾赫。男性の睾丸を粉砕し啜る趣味がある。
§人間[編集]
§民間人[編集]
永近 英良(ながちか ひでよし)声 - 豊永利行(子供時代 - 上田麗奈)カネキの親友。上井大学に通う男子学生。愛称は「ヒデ」。カネキが人間としての感情を持つ中で柱となっている人物。カネキとは正反対に活発な性格で、友好関係が幅広くなぜか周囲に喰種が多い。小学生時代にカネキに話しかけたのがきっかけで親友となる。あんていくの常連客で、トーカに興味を抱いている。陽気でおおざっぱを振舞うものの、他者の微かな機微に気付く鋭い洞察力を持ち、真戸の殉職の件もほぼ完全な推理で事件の本質に辿り着いている。喰種の事件に興味を持ち、新聞の切り抜きを集めたり、ヤモリに発信機を付け、アオギリの樹のアジトの場所を特定するなどして独自に捜査を行っていた。CCGにアルバイトとして働いており局員補佐として採用されたが、アオギリのアジトの情報を匿名でCCGに提供をしたことが丸手に知られ、彼の判断で捜査官補佐となる。梟討伐作戦では丸手の補佐として参加する。地下道で半赫者となったカネキと再会し、カネキが喰種であることに気づいていたことを明かし、もう一度だけ戦うよう励ました。その後の行方は不明となっている。小坂 依子(こさか よりこ)声 - 赤﨑千夏トーカの親友。清巳高校の女子生徒。トーカのことを常に心配しているが、彼女の正体には気付いていない。調理師を目指しており、たびたび料理をトーカに食べさせている。西野 貴未(にしの きみ)声 - 小堀友里絵ニシキの恋人。上井大学医学部医学科二年生。10月1日生まれのてんびん座。血液型O型。家族が旅行中の事故で全員死亡し、精神的に追い詰められたところをニシキに話しかけられたのをきっかけに恋人になる。ニシキが喰種であることを知っており、必要があればニシキの食糧になる決断ができるほど献身的な愛情を持つ。嘉納 明博(かのう あきひろ)声 - 乃村健次嘉納総合病院の医師で教授を務めている初老の男性。瀕死の重傷を負ったカネキを手術した後、カネキの担当医としてしばらく診察をし、その後姿をくらましていたが東京郊外の地下のラボに潜伏していた。元CCG解剖医で、回収したリゼを利用して秘密裏に様々な実験を行っていた。カネキやシロ・クロを半喰種化させた張本人で、アオギリの樹の目的に必要な重要人物とされている。後にカネキと対峙し、ある目的のために一緒にアオギリの樹へ行くよう説くが断られ単身アオギリへと向かう。田口(たぐち)声 - 上田麗奈入院していたカネキの担当をしていた看護師。嘉納の裏の顔を知っていたためにアオギリの樹に拉致される。タタラに拷問され殺されたと思われる。小倉 久志(おぐら ひさし)喰種研究家。他人を小ばかにした性格の男性。度々テレビに出演しており、喰種関連の著書も出版している。しかし、篠原特等から「喰種の研究者ではなく、自分なりに掻き集めた情報を吹聴するだけの『喰種フリーク』であり、市井の人々に誤解を与える困った人」と評されている。小鉢(こばち)グルメ雑誌の編集者の男性。御手洗に騙され喰種のレストランに連れ込まれた。ハプニングレストランだと信じていたため、最初に食材としてタロちゃんに解体されるまでほぼ無抵抗だった。亜美(あみ)肥満体の女性。宗太に騙され喰種のレストランに連れて込まれた。本人曰くかつてインターハイにまで出たこともあるランナーだったらしい。しぶとく逃げ回るも捕えられ、食材としてタロちゃんに熱した鉄板に押し付けられた。タロちゃん声 - 武虎喰種のレストランで参加者たちを解体しようとした解体屋(スクラッパー)。マダムAの「飼いビト」。本名不明。人間を手づかみできるほどの巨体であるが、知能は高くない。幼児語を使い、マダムAを「まま」と呼ぶ。ショーの最中にカネキを独り占めしたくなった月山に食材として殺害される。実はリゼの赫包の移植によって変貌した人間であり、嘉納によって人為的に作られ存在でもある。上記の彼の他にも複数存在している。巻末のおまけ漫画ではカズオと共に頻繁に登場している。カネキの母声 - 高橋理恵子夫を早くに亡くし、女手一つでカネキを育てていたが、姉からの金の無心に応じ続けていたこともあり過労死した。生前、カネキに自己犠牲を尊ぶように教えた。浅岡(あさおか)カネキの伯母。妹であったカネキの母が亡くなった後、間接的に死なせた償いからカネキを引き取るが、カネキの成績が息子を越えたことをきっかけに敵愾心を向けるようになり、彼に対して心理的虐待やネグレクトをするようになった。佐藤(さとう)中年の女性。霧嶋一家と滝沢一家が暮らしていた住宅街の近所に住んでおり、トーカとアヤトからは「佐藤のおばちゃん」と呼ばれていた。霧嶋一家とは友好的な関係を築いていたが、CCGから一家の正体を知らされ、駆逐に協力した。川上 雫(かわかみ しずく)声 - 上田麗奈CCGアカデミー候補生であった少女。ジューゾーやクロナ、ナシロと同じ施設で局員捜査官を目指していたが、身体が弱かったため病死した。憂那(うきな)声 - 寿美菜子かつて「功善」と名乗っていた頃の芳村が出会った女性。正体を知りながらも功善と愛を育み、エトを産むため妊娠中に人間の肉を食らうほど彼を愛していた。しかし彼女の正体は功善の所属していた組織を追うジャーナリストであり(功善が組織に所属していたことは知らなかった)、それに気づいた組織の命令を受けた功善の手で殺害された。最期の時ですら功善を恨まず、それどころか「自分が死ぬことでまた功善が一人になることが心配」と気にかけていた。掘 ちえ(ほり ちえ)本編では『:re』から登場。童顔の小柄な女性。愛称は「ホリチエ」。飄々とした変わり者で、写真をとるのが好きなマニアでもある。クインクスの瓜江と不知に接触し、琲世の私物と引き換えにトルソーに関係する情報を渡した。学生時代、月山と同じ高校に通っており、食事風景を撮影しているところを見つかってしまい、彼と共に行動するようになる。月山が喰種だと知っても全く驚かなかった。本編登場以前に小説[日々][空白]に登場している。小説のみ登場木山(きやま)[日々]に登場。上井大学のオカルト研究会の部長。気さくな性格をしたのっぽの男性。ヒデがカネキの異変に勘づいた頃に知り合い、強制的にヒデをオカルト研究会に勧誘した。独自に喰種の調査を行っている。カインに襲われるが、ヒデに助けられた。三晃(さんこう)[日々]に登場。上井大学のオカルト研究会の一員。陰気な性格をした長髪の女性。木山と共に行動しており、喰種疑惑のある人物のリストを作成していた。カインの襲撃に遭うが、ヒデに助けられた。
§喰種対策局[編集]
§幹部[編集]
和修 常吉(わしゅう つねよし)声 - 堀勝之祐総議長。アカデミーを卒業していない有馬やジューゾーを特例で喰種捜査官として入局させた人物。和修家はCCGに大きな影響力を持ち、批判するだけで潰されるといわれている。丸手によるとSSSレートの喰種を討伐したことがあるらしい。和修 吉時(わしゅう よしとき)声 - 咲野俊介本局局長。総議長の息子。丸手と親交がある。式典で亜門やジューゾーに昇任の辞令書を手渡した。梟討伐作戦では作戦総指揮を務める。
§特等捜査官[編集]
有馬 貴将(ありま きしょう)声 - 浪川大輔1区および24区担当の男性捜査官。12月20日生まれのいて座。総議長に見出され特例で三等捜査官に就任し、異例の早さで特等捜査官まで昇進した逸材。多くの逸話を持っており、二等捜査官時代に隻眼の梟を撃退し、その名を馳せた。両手でそれぞれ異なるクインケを自在に扱い、装備の整わない状態でSSSレート喰種を圧倒するなど、別次元とも言える戦闘能力を持つことから「CCGの死神」とも呼ばれる。また、彼が率いる「有馬班」に所属していた捜査官は総じて高い能力を持つ。少年期から捜査官として活躍していた天才肌であるが、面識のある者からは「天然」と評されている。梟討伐作戦では0番隊の隊長を務める。ルートV14にて地下に逃げた多数の喰種を討伐し、カネキを圧倒的実力で叩き伏せた。その後地上に上がり隻眼の梟を単独で撃退に成功する。[JACK]の主人公。学生時代、ランタンを追うため13区の学校に転校していた。クインケは優れた防御性能を持ち遠隔起動も可能な甲赫の[IXA(イグザ)]と、雷のような赫子を発生させる羽赫の[ナルカミ]。学生時代はギターケースに入れた甲赫の[ユキムラ1/3]を使っていた。『:re』でも特等捜査官として活躍している。ハイセとは仲が良く、本を借りたり机の上で手合わせをしたりする。篠原 幸紀(しのはら ゆきのり)声 - 仲野裕20区担当の男性捜査官。ジューゾーのパートナー。人当たりのよい性格の人物で、ジューゾーの問題行動にも怒ることなく諭すように指導している。ジューゾーをパートナーにした当初は彼の奇行に手を焼いていたが、後に互いに信頼関係を築くようになる。真戸呉緒の初代パートナーでもあり、アカデミー時代の亜門の教官も務めていた。トーカとアヤトの父であるアラタを生け捕りにした人物。堅実確実に結果を残すタイプであり、「不屈のシノハラ」と呼ばれている。梟討伐作戦では第一隊の副隊長として芳村と戦うが、その直後に現れた隻眼の梟に重傷を負わされ、右足を切断されたうえに大量出血のため脳への深刻なダメージを負い、植物状態となる。クインケは尾赫の[オニヤマダ壱]→[オニヤマダ]と、甲赫の[アラタproto]→[アラタβ0.8]→[アラタ]。黒磐 巌(くろいわ いわお)声 - 大友龍三郎13区担当の男性捜査官。実戦経験豊富なベテラン捜査官で梟と二度対戦しており、隻眼の梟に致命傷を負わせるほどの実力を持つ。「うむ」が口癖。アオギリの11区襲撃事件に対処する11区特別対策班の副指揮官を務める。梟討伐作戦では第一番隊の隊長として芳村と戦い手傷を負わせるが、その代償として左腕を失った。クインケは鱗赫の[クロイワSpecial]と、甲赫の[アラタproto]→[アラタ]。田中丸 望元(たなかまる もうがん)声 - 小山剛志2区担当の男性捜査官。2区の支部長として、捜査官の職務と2区の統括役を兼任している。「ンン…ボーイ」が口癖。戦闘時にはクインケ名を叫ぶことが多く、戦いを喜劇として捉えている。梟討伐作戦では第二隊の隊長を務め、古間と交戦する。クインケは衝撃波のような赫子を発生させ、モードの変更で遠近両用で対応できる羽赫[ハイアーマインド(高次元精神領域)]もしくは[天使の羽ばたき(エンジェルビート)]。安浦 清子(あうら きよこ)声 - 赤﨑千夏1区担当の女性捜査官。初の女性特等捜査官で、多くの女性捜査官からの羨望を集めている。丸手 斎(まるで いつき)声 - うえだゆうじ対策Ⅱ課所属の男性捜査官。嫌味な性格で、自慢するために職場へハーレーで乗り付けたり、他者を見下す発言や陰口を繰り返すため、局員たちからの印象はあまりよくない。クインケを「オモチャ」と称し嫌っているが、喰種にアサルトライフルで正確な射撃を行うなど戦士としての実力は確かである模様。アオギリの11区襲撃事件に対処する11区特別対策班の指揮官を務めるが、23区の喰種収容所の襲撃を予測しなかった。梟討伐作戦では副指揮を務める。[JACK]にも登場しており、ランタンに襲われた富良から事情聴取をした。灰崎 深目(はいさき しんめ)対策Ⅱ課所属の男性捜査官。コクリアの監獄長。アオギリの樹のコクリア襲撃による前任者の失態を経て副監獄長から昇進した。過去には尋問官を務めている。
§准特等捜査官[編集]
鈴屋 什造(すずや じゅうぞう)声 - 釘宮理恵20区担当の男性捜査官。6月8日生まれのふたご座。血液型AB型。愛称は「ジューゾー」。初登場時は三等捜査官で、篠原のパートナー。アカデミーに入学することなく特例として喰種捜査官に就任し、アオギリの騒乱から半年後に二等捜査官に昇進。中性的な容姿をしており、カネキと同様に喰種を惹きつける体臭を持つ。極めて高い身体能力と動体視力を持ち、Bレートのクインケで重傷を負っていたとはいえSレートの喰種を殺害し、クロナとナシロを同時に相手取って余裕を崩さず勝利している。普段は無邪気で人懐っこい性格であるが、常識感とモラルが欠如しており、気軽に窃盗を行い、機嫌を損ねると障害が残る傷害を躊躇せずに行う残忍な面を持っている。梟討伐作戦では芳村に手傷を与えようとするが、隙を突かれて右足を切断される。隻眼の梟によって篠原を弄ばれた際に、かつて篠原が語っていた言葉の意味を理解・欠落していた感情を取り戻し、作戦終了後は植物状態となった篠原の前で再び捜査官として働くことを誓った。捜査官になる前の本名は「鈴屋 玲(すずや れい)」。幼少期にビッグマダムと呼ばれる喰種の飼いビトとして過ごし、サーカスでの曲芸や解体屋を行っていた。その一方で執拗な虐待をされており、可愛いままでいてほしい、というビッグマダムの歪んだ愛情を受け、男性器を潰されている。クロナ、ナシロと同じ施設に居たため彼女らとは面識があり、交戦中には「同窓会のようですねえ」と発言している。クインケはナイフ状の尾赫の[サソリ1/56]×56[注 3] と、大鎌型鱗赫の[13's(ジューゾー's)ジェイソン]。『:re』では準特等捜査官に昇進し、13区の班長を務めており、髪色が黒く変化している。ハイセ曰く「ちょっとズレてるけど仕事熱心」。法寺 項介(ほうじ こうすけ)声 - 速水奨20区担当の男性捜査官。滝澤のパートナー。目下にも敬語を使う穏やかで紳士的な性格だが、時折辛辣になることもある。13区のピエロマスク掃討戦だけでなく、中国の「赤舌連(チーシャーリェン)」という喰種集団を相手にして功績を残す程の実力者である。真戸呉緒の二代目パートナーだった。梟討伐作戦では第一隊の班長を務め、芳村に致命傷となる一撃を与えた。クインケは羽赫の[ホロウ]と甲赫の[赤舌(チーシャ)]。宇井 郡(うい こおり)声 - 織田圭祐4区担当の男性捜査官。一人称が「私」の中性的な青年。准特等だが、4区の指揮権と特等会議への参加権を持っている。元・有馬班のホープ。梟討伐作戦では第0隊の副隊長を務める。隻眼の梟が奇襲を掛けて来た時は唯一人攻撃を回避し反撃に転じており、非常に高い戦闘力を持つ。クインケは甲赫の[タルヒ]。千之 睦(ちの むつみ)23区担当の男性捜査官。眼鏡をかけた中年男性で愛称は「チノムツ」。田井中のパートナー。梟討伐作戦において第四隊の隊長を務める。タタラと交戦後消息を絶ち、CCGには死亡と判断された。クインケは尾赫の[サユリ壱]。有根(ありね)7区担当の男性捜査官。ピエロマスク掃討戦で法寺と並ぶ成果を収めるほどの人物。黒ウサギのマスクを被ったアヤトにクインケを展開する暇もなく殺された。鉢川 忠(はちかわ ちゅう)声 - 三宅健太梟討伐作戦から登場した男性捜査官。眼鏡をかけ、コートの襟で口元を隠している。喰種との交戦の影響か、唇の肉が無く歯茎がむき出しになっている。民間人を平然と戦闘に巻き込むなど周囲を省みない性格。梟討伐作戦において第三隊の隊長を務め、カヤと交戦する。過去にカヤに師や同期を殺されており、復讐の機会を待っていた。『:re』でも穂木と共に登場した。真戸 微(まど かすか)本編開始時点で故人。呉緒の妻であり、アキラの母親。安浦特等の同期で、28歳で准特等となり教官職まで務めた人物。丸手[注 4]を班長としたチームで24区の捜査中に隻眼の梟と遭遇し、チームのメンバーを逃がすために殿(しんがり)を務め殉職する。
§上等捜査官[編集]
亜門 鋼太朗(あもん こうたろう)声 - 小西克幸(子供時代 - 吉永拓斗)20区担当の男性捜査官。 CCG側の狂言回しを務める人物。4月7日生まれのおひつじ座。血液型A型。初登場時は一等捜査官で、真戸呉緒の最後のパートナー。アカデミーを主席で卒業したエリートで、喰種が歪めた世界は間違っていると考えており、この世界を変えるという信念の元に活動している。ワイシャツの襟もとに小さな十字架を下げている。基本は涙もろく正義感にあふれた好青年ではあるが、使命感からしばし暴走し、倫理や規則を無視した行動を取ることがある。かつては孤児である自身の育ての親だった喰種のドナートには複雑な感情を向けている。真戸を追っている最中にカネキに足止めを食らい、追い詰められるも見逃されたことから「ドナートが自身を見逃した理由」を求めるために「眼帯の喰種」として行方を追っている。アオギリの騒乱から半年後、上等捜査官に昇進し、真戸の娘のアキラとコンビを組む。ドナートに育てられた経緯と、半赫者で暫定SSレートのカネキを捕獲・駆逐せずに見逃したことから、エトと嘉納に興味を抱かれる。身長191cm、体重94kgの偉丈夫で、常にトレーニングで体を鍛えている。力の無い喰種が相手であればクインケ無しでもある程度対処できるほどの格闘能力を持つ。そのため重量級の甲赫のクインケを得意とする。クインケは棍棒状の甲赫である[ドウジマ1/2]→二刀に分割する能力を持った大剣状の甲赫の[クラ][注 5]。梟討伐作戦では第四隊の班長を務め、カネキと再び対峙する。クラを破壊され地行が渡した[アラタ・弐]と[ドウジマ・改]で戦うが、カネキの一撃で右腕を失う。その後突如現れたタタラとノロに立ち向かうが、生死不明となる。真戸 呉緒(まど くれお)声 - 大川透20区担当の男性捜査官。1月24日生まれのみずがめ座。血液型A型。亜門のパートナー。不気味な雰囲気を漂わす中年男性で、常に手袋をはめている。喰種の駆逐を使命とし、妻の仇である隻眼の喰種への復讐を目指していた。少々風変りではあるものの礼儀正しく、部下への気遣いと思いやりや、家族への愛情も深い人物。しかし、喰種が相手になると右目は丸く開かれ、左目は半眼になり、心身へ苦痛を与えるサディストに変貌する。クインケの収集に執着しており、職場内でも変わり者と見られていた。カネキを喰種として目を付け検査ゲートに連れ込むなど非常に勘が鋭く、「捜査で最終的に頼れるのは自身の勘」を信条としている。亜門に捜査官としての基礎を教えた人物でもあり、プロ意識も高い。笛口家全員をクインケにすべくヒナミを追いかけるがヒナミの赫子による反撃に遭い、トーカに止めを刺されて殉職した。クインケは鱗赫の[フエグチ壱]や甲赫の[フエグチ弐]、甲赫の[クラ]等、多数所持していた。真戸 暁(まど あきら)声 - 瀬戸麻沙美20区担当の女性捜査官。真戸呉緒と真戸微の娘。6月6日生まれのふたご座。血液型A型。愛称は「アキラ」。初登場時は二等捜査官で、上等捜査官に昇進した亜門のパートナーとなる。アカデミーでは政道と同期で首席卒業。上司といえども労力の無駄として敬語は使わない等、傲慢な面を見せる。理屈っぽい話し方や喰種をクインケの素材として見ていたりするなど父親との共通点が多い。開発局にもたびたび出入りしており、クインケの設計にも関わっている。女性らしく体重を気にする一面があり、夜の九時以降は食事をしないよう気を付けている。グラス一杯の酒を飲んだだけで泥酔してしまう程アルコールに弱い。梟討伐作戦では第一隊の班長補佐を務め、作戦終了後はキメラクインケの実用性が認められたことで一等捜査官に昇進。有馬からメンターとしてハイセの教育を任される。クインケは鞭状の尾赫と剣状の甲赫を融合させたキメラクインケの[アマツ]。『:re』では上等捜査官に昇進し、ハイセを含めた真戸班を編成しているが、周囲からは変わり者と見られていた父や、特殊な存在であるハイセ、Q'sといった曲者揃いに関わっているため、一部からは「CCGの恥」とされている。平子 丈(ひらこ たけ)声 - 近藤孝行21区担当の男性捜査官。階級は上等ながら、その実力は准特等を凌いでいる。有馬とコンビを組んでいた時は彼の天才的な能力と言動に振り回されていた。梟討伐作戦では第三隊の班長を務め、カヤと交戦した。カヤ曰く「なんの特徴もないクセに何故か強いタイプ」「村人その2のような顔」。クインケは鱗赫の[ナゴミ1/3]。過去に甲赫の[ユキムラ1/3]を使用していたこともあった。『:re』では上等捜査官に留まっているものの、平子班の班長として准特等率いる班を返り討ちにしたオロチの捜査を担当しており、上層部からも実力は認められている模様。田井中 寛和(たいなか ひろかず)23区担当の男性捜査官。チノムツのパートナー。クインケは尾赫の[ロク1/3]。富良 太志(ふら たいし)7区担当の男性捜査官。有馬の友人。喰種レストラン突入チームにも参加している。梟討伐作戦では第二隊に所属し、喰種と交戦した。[JACK]の準主人公。校内で恐れられる不良だった。幼い頃は野球少年だった名残か、喰種探しの際に武器として釘バットを持ち歩いていた。児張(にはる)7区担当の男性捜査官。有根と共に黒ウサギのマスクの喰種に殺される。磯山 重司(いそやま じゅうじ)嘉納の隠れ処への突入に参加した男性捜査官。篠原の指揮下で車谷と共に行動している。クインケは尾赫の[シャク]。下口 (しもくち)『:re』から登場。下口班の班長を務める男性捜査官。たらこ唇が特徴。トルソーの捜査を担当していた。トルソーの住居捜索中にラビット(アヤト)の襲撃を受け、自身は生き延びたものの部下を全員失った。
§一等捜査官[編集]
馬淵 活也(まぶち かつや)声 - 高橋伸也対策Ⅱ課所属の男性捜査官。丸手の部下であり、軽口を挟んで丸手にたしなめられていることもある。またモニターを見ている時に涎を垂らす癖がある。戦況分析が得意らしく、梟討伐作戦では後方で各部隊の戦力配分の変更等を指示した。車谷 東吾(くるまたに とうご)嘉納の隠れ処への突入に参加した男性捜査官。篠原の指揮下で磯山と共に行動している。クインケは羽赫の[アブラガマ]。穂木 あゆむ(ほぎ あゆむ)梟討伐作戦から登場した女性捜査官。幼い子供のような体躯をしており、前髪で頭部全体を隠している。鉢川、平子、伊東とともにカヤと交戦。俊敏で正確な攻撃を得意とする。『:re』でも鉢川と共に登場した。伊東 倉元(いとう くらもと)声 - 高橋伸也梟討伐作戦から登場した男性捜査官。糸目の青年。平子班の一員であり、鉢川、平子、穂木とともにカヤと交戦。カヤからは「そこそこのパワーと機転が利く」と分析されている。『:re』では引き続き平子班の一員。同階級である佐々木にはフランクに接するが、佐々木が喰種として暴走した際には躊躇せずに攻撃し食い止めている。
§二等捜査官[編集]
滝澤 政道(たきざわ せいどう)声 - 立花慎之介20区担当の男性捜査官。9月10日生まれのおとめ座。血液型A型。法寺のパートナー。アカデミーでは次席卒業。有馬と亜門に憧れており、スクラップ記事などを集めている。同期のアキラや昇進の早いジューゾーには劣等感を感じており、特にジューゾーを疎んでいる。梟討伐作戦ではタタラに果敢に立ち向かうが、ノロに左腕を食われた。その後の生死は不明。クインケはパートナーの法寺から譲り受けた小型のクロスボウ状の羽赫[ドゥヒ]。五里 美郷(ごり みさと)声 - 上田麗奈13区担当の女性捜査官。背が高く不愛想な印象の女性。亜門に憧れているが、その裏返しとして彼に対して攻撃的に接してしまう。梟討伐作戦では第一隊に所属し、喰種と交戦した。作戦後に亜門が死亡扱いとなった際には涙を流していた。クインケは羽赫の[エメリオ]。黒磐 武臣(くろいわ たけおみ)『:re』から登場した男性捜査官。黒磐巌の息子であり、ウリエの同期。若いながらもSSレート喰種の攻撃に対応する技量を持ち、倉元からは「特等の遺伝子」「ブジン」などと呼ばれている。佐々木に憧れており、任務とはいえ刃を向けたことを悔いて謝罪を望んだり、手ほどきを受けたいと素直に告げるなど、無骨実直な性格は父親譲り。阿原 半兵衛(あばら はんべえ)本編では『:re』から登場。ジューゾーのパートナーの男性捜査官。本編登場以前に[Joker]に登場している。
§局員捜査官[編集]
中島 康智(なかじま やすのり)声 - 大黒和広20区所属の男性捜査官。後輩の草場とパートナーを組んでいたが、彼の殉職後は亜門とコンビを組むことになる。草場 一平(くさば いっぺい)声 - 村田太志20区所属の男性捜査官。三等捜査官で中島とコンビを組んでいた。亜門の正義感に触れ尊敬していたが、トーカに襲撃されて殉職する。
§クインクス「Q's」[編集]
瓜江 久生(うりえ くき)二等捜査官。男性。2月12日生まれ。19歳。血液型O型。クインクス班元班長。愛称は「ウリエ」。クインケは本来のものが壊れたため[ツナギ〈plain〉]を使用している。赫子は甲赫。アカデミーを特待で卒業している。無表情で外出時にはヘッドレスイヤホンを付けている。毒舌家であり、台詞には()付きで本心で思っていることが描かれている。洞察力が高く、トルソーがタクシー運転手である可能性が高いことを早期から見破っていた。過去に特等捜査官であった父親が部下を撤退させるために「隻眼の梟」と一人で対峙した結果殉職したことから、「隻眼の梟」を倒すために父親が所属していたS3班に昇進することに執着している。対オロチ戦では、仲間を顧みず戦闘を続行しようとしたことを咎められ、ハイセから班長を外される。不知 吟士(しらず ぎんじ)三等捜査官。男性。3月8日生まれ。19歳。血液型A型。クインクス班現班長。愛称は「シラズ」。クインケはウリエと同じ[ツナギ〈plain〉]。赫子は羽赫でミサイルのような形状をしている。大型二輪、普通免許を所有している。金髪で三白眼、鮫のような歯を持つ青年。バイクを移動手段として使っており、喰種を追うのにも用いられる。良く言えば「素直」、悪く言えば「バカ」であり、ウリエの嘘を間に受けるなど抜けた一面があるが、クインクス班の中で一番の仲間思いであり、トルソー戦ではトオル庇って班長であるウリエに「死んだらどうしようもねぇ」と言って撤退を進言するなど、任務よりも仲間に安全を優先する傾向にある。その仲間思いの一面をハイセに評価され、クインクス班の新班長に任命される。六月 透(むつき とおる)三等捜査官。12月14日生まれ。19歳。血液型AB型。愛称は「トオル」。クインケはナイフ状の鱗赫[アブクソル]と鱗赫[イフラフト]。赫子は尾赫。両利き。線の細い容姿をしており、褐色の肌、右眼の眼帯が特徴の青年。気が小さく血を見るのが嫌い。一人称は「俺」。ハイセのことは「先生」と呼び慕っている。両親と兄を喰種に殺されており、アカデミーに保護された過去がある。その時に「女としての存在」である自分を嫌悪していることを告白し、本人の希望もあって、「女性」としてではなく「男性」として生きていくことになった。右眼は赫眼を制御できないため常に赤く、眼帯で隠している。またRc値が低いためか、赫子を出すことができない。米林 才子(よねばやし さいこ)三等捜査官。女性。9月4日生まれ。19歳。血液型B型。愛称は「サイコ」。クインケは甲赫[ぼくさつ2号]であるが、劇中未使用。赫子は鱗赫。タイピング検定1級を所持。捜査官ながら半ニート状態で、ゲームをしながらお菓子を食べるという自堕を落な生活送っている。アニメ、漫画、イラスト、フィギュア収集、ネットサーフィン、地下アイドルなどのサブカル系趣味を持つオタク。また少し太り気味。
§用語[編集]
§喰種(グール)[編集]
食性が人間のみに限定された肉食の亜人種。反社会的な食性から公的に駆逐対象とされており、喰種対策局と呼ばれる専門の行政機関が設立されている。通常時は人間との外見的な差異が無く、条件付きで交配も可能であるなど限りなく人間に近い種として描かれている。
身体的な特徴身体能力は極めて高く、数メートルを跳躍し、素手で人体を貫く筋力をもつ。個体差はあるが成体ではヒトの4 - 7倍の筋力を持つとされる。小さな切り傷程度であれば一瞬、骨折でも一晩程度で治癒する。感覚器官がきわめて優れており、遠方から近づく人物の体臭を嗅ぎ分けられ、人ごみの中から足音を聞き分けることができる。寿命は明言されていないが人間のように老化した喰種が登場しており、大怪我を負えば死ぬことから不老不死ではない。捕食もしくは交戦時には赫眼という状態になり、身体から赫子が発生するため人間と見分けやすくなり、喰種対策法でもこれらの確認を以て喰種と判断すると定められている。 赫眼(かくがん)喰種が特殊能力を使う際に眼球を赤く変化させた状態の呼称。一般的には両眼が変化するが、ハイブリットは片眼のみが変化する。また個体によっては常時赫眼状態の喰種もいる。Rc細胞喰種に特殊能力を与える架空の細胞。微量だが人間の体内に存在しており、喰種は人肉又は喰種の肉の摂取によってこれを蓄積する。Rc因子が定義されており、医学検査の項目にRc値が定められている。Rc値が一定以上の数値になると喰種と判断される。赫包(かくほう)喰種の体内にあるRc細胞を貯めこむ嚢胞。喰種は人肉を摂ることで血中にRc細胞を蓄え、最終的にはこの赫包に蓄えられる。蓄えられた細胞は意識的、あるいは精神の昂ぶりによって皮膚を突き破り放出される。これが赫子である。個体によっては複数の赫包を持つ。赫包は喰種の持つ赫子の種類によって場所が異なる。羽赫は肩まわり、甲赫は肩甲骨の下、鱗赫は腰のあたり、尾赫は尾てい骨付近にあり、喰種の相性は、上から羽赫、甲赫、鱗赫、尾赫の順に並べて、赫包の位置が一つ上の種に強く一つ下の種に弱いという形になっている。赫子(かぐね)喰種の身体より発生する捕食器官。Rc細胞によって構成されており、硬化と軟化を繰り返しながら自在に動く。特性によって分類されており、強力な喰種ほど多く発生させる。基本的に一種類の発生に限定されるが、稀に複数種を持つ喰種が存在する。治癒能力が高い喰種ではあるが、赫子によって受けた傷は治癒が遅れがちになる。特に相性の悪い赫子から受けた傷は毒となり更に治癒が遅れる。 羽赫(うかく)肩まわりからRc細胞が羽のように放出される赫子で、ガス状に出現する例が一般的。攻撃時には直接叩きつけたり固形化して射撃する例が確認されている。主にスピードを生かした瞬発系の攻撃を行う。Rc細胞を放出して戦うため持続時間が短く短期決戦型と見られている。甲赫(こうかく)肩甲骨の下あたりから現れる金属質の赫子。高密度のRc細胞の凝縮で赫子の中で随一の頑丈さを誇るが、重量のせいでスピードで劣り扱いづらい。鱗赫(りんかく)腰まわりから触手のような形状を持って現れる赫子。鱗のような独特の表面を持ち、柔軟性に優れ再生も早いが他の赫子に比べると脆い。主に打撃や刺突で攻撃する。尾赫(びかく)尾てい骨あたりから爬虫類の尾のような形状を持って現れる万能型の赫子。総合能力が高く攻守共に水準以上でスピードもあり、特に弱点はないが、攻撃において決め手に欠けることが欠点。食性と嗜好水やコーヒーを除けば基本的に摂食できるのは人体のみであり、一度の摂食で数週間の活動ができる。常人が摂食する食品を喰種が口に含むと味覚に嘔吐中枢が刺激されるほど不快に感じ、無理に摂食すれば体調を壊すなどの不調が発生する。飢餓状態になると激しい頭痛や判断力の低下に陥り、親しい友人であろうとも捕食することを躊躇しなくなる。経験者はこの苦痛を「地獄のような苦しみ」と表現している。なお、歯の生え揃っていない(捕食器官が未発達な)赤ん坊の場合は同種の母乳を飲むことで栄養を摂取できる。精神的な特徴生来の意識や感情は人間と変わらず、同じ社会性をもっているため、日常は人間社会に溶け込んで生活している。しかし、人間しか食べられない喰種としての苛烈な環境から、強弱はあるが心に闇をもつ傾向にある。大半は人間に対して複雑な感情を抱いたり、喰種である自分に苦しんだりする程度であるが、人間を単なる食べ物と考えるようになった喰種は気軽に捕食を行い、無秩序に起こす捕食殺人事件は社会問題に発展し、喰種対策局から注目を浴びることになる。健全な人格を備えた喰種も少なからずおり、人間が店舗で食材を買うように自殺者などを加工した食肉を入手して、人と変わらぬ生活を営んでいる。生活や文化社会的に存在が許されない立場から定住は極めて困難であり、頻繁に移り住む者も珍しくない。また同じ理由で姓名を頻繁に変えることも珍しくないが、親からつけられた名前は綴りを変えつつも同じ読み仮名を使い続ける者が多いとされている。幼少の頃から人間を装う訓練を受けるが、その中でも普通の食品を美味しそうに食べて、体内で消化される前に嘔吐する訓練が基本とされている。 喰場(くいば)喰種が人間を捕食をする場所。人通りのない裏路地などが好まれる。喰種にとってのテリトリーであり、他の喰種が無断で使用すればテリトリー荒らしとみなされて殺し合いに発展する場合がある。20区ではあんていくが管理しており、実力行使による奪い合いを避ける努力がなされている。マスク喰種が捕食行動の際に着用する仮面。身元を隠し日常生活を守るために使用する。喰種捜査官に遭遇する可能性がある場合は必須とされている。一般的には口元を露出させたドミノマスクが基本であるが、あんていくのメンバーは口元まで覆っているタイプを着用しているものが多い。本来の目的と矛盾した個性的なマスクが好まれており、喰種対策局でもマスクの目撃証言を元に呼称を付ける例も多く見られる。あんていく20区に暮らす喰種たちが集まる喫茶店。詳細は東京の20区を参照。喰種のレストラン(グールのれすとらん)喰種専用の会員制レストラン。喰種の中でも特に深い闇に落ちた者たちが利用しており、人体を調理して提供している。生きた人間を惨殺する解体ショーを開催しており、解体したての食材を料理して会員たちに提供している。騙して連れてきた人間をシャワーや身だしなみを整えさせたのちに供するため、供されかけたカネキは「注文の多い料理店のようだ」と表現した。 解体屋(スクラッパー)喰種のレストランで行われる解体ショーの解体役。什造も保護されるまでその役目を担っていた。飼いビト(かいビト)人間を食料品のように考える喰種が同居する人間に使う呼称。亜種隻眼の喰種(せきがんのグール)人間と喰種のハイブリッドの総称。主に交雑によって生まれる雑種が一般的だが、カネキのように人間への外科手術によって後天的に変化した個体も出現している。母親が喰種であれば母体が胎児を吸収してしまうので生まれることはなく、人間であれば母親の摂取した通常の食べ物からの栄養を胎児が摂取できずに餓死してしまうので誕生するのは極めて稀である。雑種強勢によりきわめて強力な力を持つといわれている。片目だけが赫眼になることから、隻眼(せきがん)とも呼称されている。喰種の社会ではその希少さと高い能力から都市伝説と考えられており、特殊な背景から人・喰種を区別なく捕食するため不吉な存在として忌避されている。赫者(かくじゃ)共食いを繰り返した喰種の中から稀に発生する変態種。一般的な喰種に発生する捕食器官としての赫子とは別に、体を鎧のように覆う特殊な赫子が生じる。捕食した喰種から人肉とは比べ物にならない大量のRc細胞を取り込み、濃度が上がることで発生するといわれている。作中では芳村、隻眼の梟、アラタが該当する。半赫者(はんかくじゃ)赫者への変態途上にある喰種の呼称。作中ではヤモリとカネキが該当する。
§喰種対策局(グールたいさくきょく)[編集]
喰種対策法を背景に活動する国の行政機関[3]。英語名「Commission of Counter Ghoul」の頭文字から通称「CCG」と呼ばれている。主な活動内容は喰種の捜索および駆逐で、捕食殺害事件で身寄りを失った児童の保護なども行っている。
喰種対策法(グールたいさくほう)人命を脅かし反社会的な行動をとる喰種に対処するために作られた法律。同法では喰種を第I種特別警戒対象と定め「あらゆる法はその個人を保護しない」としている。喰種捜査官(グールそうさかん)喰種対策局に所属し、喰種の捜査および駆逐を主任務とする国家公務員。作中では特定犯罪の取り締まりに従事する特別司法警察職員のように描かれており、銃器やクインケの所持も許されている。喰種たちからは鳩を模した胸章から通称「白鳩(ハト)」と呼ばれて恐れられている。階級は上位から「特等捜査官」「准特等捜査官」「上等捜査官」「一等捜査官」「二等捜査官」「三等捜査官」の6階級に分かれており、上位3階級を「上位捜査官」、下位3階級を「下位捜査官」と呼ぶ。捜査官たちは名前の下に官名をつけて呼び合っており、上位捜査官と下位捜査官がコンビでチームを組んで活動している。 白翼賞特定レートの喰種を駆逐、あるいはその能力があると判断された捜査官に贈られる賞。Sレートなら「白単翼賞」、SSレートなら「白双翼賞」、SSSレートなら「白龍翼賞」となっており、贈られるバッジも、上の賞ほど翼の意匠が増える。クインケ喰種捜査官に支給される赫子を利用した対喰種用の武器。通常はアタッシェケースに収められており、戦闘時に展開変形して使用する。駆逐した喰種の赫包を加工して制作し、電気信号によって赫子を発生させる。その非人道的な製法から存在は公にされていない。能力は元になった喰種に準ずる。赫子と異なり形状は固定されているが、試作品の中には限定的な形態変化が成功しているものがある。名称は材料となった喰種の名称を受け継ぐのが通例であるが黒磐や彼の流れをくむ捜査官は独自に命名している。 羽赫(うかく)主に射撃武器として加工されているものが多く、エネルギーの消費は激しいが遠隔攻撃が可能なため俊敏性に優れた捜査官に好まれている。甲赫(こうかく)重く硬い特性から剣や金棒のような近接武器に加工されるのが一般的で、肉体派の捜査官に好まれている。鱗赫(りんかく)ギミックの組み込まれた特殊な武器が多く、操作に熟練を求められることから技巧派の捜査官に好まれている。尾赫(びかく)特に欠点もない代わりに優れた点もないが扱いやすいために主に新人捜査官に支給される。キメラクインケ異種の赫子を組み合わせた特殊なクインケ。技術的に結合が難しく試作品が存在するのみ。クインクス嘉納による喰種化被害者であるハイセを元にCCGが作り出した喰種の能力を直接その身に得た喰種捜査官。赫包を直接的に入れられたカネキとは違い、クインケとして加工した赫包を体内にインプラントしている。加工したものであるためかは不明だが、嘉納による人造喰種であったカネキは食性が完全に喰種のものと化していたが、クインクスの場合は食性が人間のままとなっている。Rc値が通常の人間より高めで、高めすぎると食性が喰種のものとなる危険性がある。
§東京[編集]
現実の東京と似ているが、裏路地には人肉を狙う喰種が潜み、地下には「地下道」と呼ばれる喰種によって築かれた広大な迷宮が広がる危険な都市である。区部は24区までが確認されており、区名は実世界でいうところの市町村コードで呼ばれている[4]。
1区千代田区に相当。喰種が多く暮らすが、喰場の奪い合いが日常的に行われている危険な地区。 喰種対策局本部(グールたいさくきょくほんぶ)各地にある喰種対策局の本部、内部では通称「本局」と呼ばれている。2区中央区に相当。1区と同様に喰種が多く暮らし、喰場の奪い合いが行われている危険な地区らしい。3区港区に相当。1区と同様に喰種が多く暮らし、喰場の奪い合いが行われている危険な地区らしい。4区新宿区に相当。1 - 3区と変わらぬ危険な地区であるが、かつてウタとヨモが抗争を繰り広げていた頃よりは落ち着いている。 HySy ArtMask Studioマスクアーティストのウタが開いているオーダーメイドのマスク店。主に喰種が使うマスクを制作しているが、人間の客も訪れている。5区文京区に相当。喰種捜査官を育成するアカデミーがある。6区台東区に相当。アオギリの騒乱後、リゼの足跡を辿ったカネキ達が拠点としている。かつてシャチが仕切っていた区である。7区墨田区に相当。喰種レストランがある。最近、捜査官狩りが横行しているようだ。11区大田区に相当。比較的に安定した地区であったが、かつてリゼが無差別に暴食を繰り返した影響で喰種対策局の活動が活発化し、喰種社会は混乱を極めている。その後、さらにアオギリの樹が進出し、喰種捜査官を全滅させた。そのため対策局では緊急対策をとっている。13区渋谷区に相当。喰種にとっては血の気が多くて怖い地区とされている。『東京喰種トーキョーグール [JACK]』の舞台でもある。14区中野区に相当。共喰いが流行しており、衰弱していたニシキが襲われたことがある。 Helter Skelterイトリが経営するバー。喰種の社交場を兼ねており、様々な情報が集まっている。20区練馬区に相当。作品の主な舞台となる地区で、主人公たちが暮らし、あんていくもここに存在する。あんていくが取り仕切っているため争いも少なく、喰種にとっては穏やかで暮らしやすい地区とされていた。喰種対策局からは、捕食件数は他の区より低いものの、以前から単体で強力な喰種が多いことから指定危険区とされていた。「大喰い」「美食家」「ラビット」などが危険視されている。 あんていく芳村が経営している喫茶店の名称で、20区に暮らす喰種の自治組織、もしくは互助組織としての側面も持っている。知らずに利用している人間もいるが、暗黙の了解で客の捕食は控えられている。個人主義的な喰種からはよく思われていないが、喰場の管理や捕食の隠蔽、自殺者を利用した食材加工と分配などといった積極的な活動によって20区の喰種は目立たたなくなっており、その甲斐あって20区は喰種対策局からも放置気味であった。芳村が「梟」と判明したことで「隻眼の梟討伐作戦」のためにCCGに襲撃され、結果として解体されることとなった。喰種対策局20区支部(グールたいさくきょく20くしぶ)20区の喰種駆除を担当する支部。喰種の活動がおとなしい地区であったため活動も緩やかであったが、リゼ(大喰い)の大量捕食殺人事件で状況が変わり、トーカ(ラビット)の捜査官狩りで捜査官が命を落としたことで激変した。本局から重点地区と指定され、優秀な捜査官が派遣されている。上井大学(かみいだいがく)カネキやヒデ、ニシキ、キミなどが通っている大学。学部は文系から理系まであり、ニシキの通う薬学部は難関だといわれている。原作のキャンパスは青山学院大学の青山キャンパスがモデル。※原作とアニメではキャンパスの描写が大きく異なる。清巳高等学校(きよみこうとうがっこう)トーカや依子が通っている共学の高校。生徒は男女ともにブレザーを着用。23区江戸川区に相当。喰種収容所(コクリア)がある。24区正式な区名ではなく、東京の地下に広がる喰種が掘り拡げた大迷宮の最深部にあり大量の喰種が潜んでいると考えられている場所。CCGでも存在を掴みかねており、探索が続けられている。喰種にとっては糞溜めと評されるほどに過酷な環境ではあるが、追われている喰種が隠れるには最適な場所だと考えられている
ってことです。
完全にネタバレですね。
んで、ここまで読んだ人もいないでしょうね
これが新時代ということなのでしょう。
ついてこれますかな(笑
以上
こんな雨の日は・・・・・・・・・・・・・
ネイチャーみらい館です
お楽しみにしている方は60億分の2ほど
すなわち30億分の1の確率である。
それは
わたしが夜な夜な会社の公式ブログでひっそりとお伝えしている
今、私の中でブームのアニメシリーズであろう。。。
今夜はそのシリーズ最終章
正確には今年度最後と言っておこう。
今回紹介するのは
「東京グール」
へへ、今さらかよ(クスクス
って方がほとんどであろう。
私は恥ずかしながら
最近、見始めました。
正確には夕べです。
寝不足です。まさに残業。
せっかくなので
こちらを
どーぞ
間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人「喰種」が蔓延る東京。上井大学に通う青年カネキは喰種・リゼに襲われ瀕死となるが、鉄骨の落下により捕食は免れる。しかしその後、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる。
序章読書好きの平凡な大学生・カネキは、好意を寄せていた少女・リゼに小説をきっかけに話しかけられ彼女とデートをすることになる。その際、カネキは喰種であったリゼに襲われ瀕死の重傷を負うが、直後にリゼの頭上より鉄骨が落下し、2人は病院に搬送される。カネキは一命は取り留めたものの、重傷であり嘉納という医師の判断でリゼの臓器が移植される。手術後、カネキは今まで食べてきた食物を口に出来なくなり、人に食欲をそそられるようになる。喰種のトーカと芳村に出会い人肉を受け取るが、腹を満たすことと人としての尊厳を守ることとの間で激しく葛藤する。カネキは精神的にも肉体的にも追い詰められていく中、同じ大学に通う喰種のニシキに目をつけられ、親友であるヒデが捕食されそうになる。辛くもニシキを撃退したカネキは暴走状態となるがトーカに救われる。芳村に「人と喰種のどちらの世界にも居場所を持てる」と諭されたカネキは、喰種としての生き方を学ぶためあんていくのメンバーとして勤務することになった。アニメ版は、第1話から第3話として放送。白鳩(ハト)の出現カネキがあんていくに勤務して間もない頃、喰種の母娘・笛口リョーコとヒナミが訪れる。自分で人を狩れない彼女達は、あんていくに食料を貰いに来ていた。そんな中、喰種対策局(CCG)に所属する人間である亜門と真戸がリョーコを追いかけて20区に現れ、彼らによってリョーコはヒナミの目の前で駆逐されてしまう。この事件を受け、トーカはリョーコの仇を討つため、カネキは捜査官に対抗するために行動を起こす。クインケの材料にするべくヒナミを狙う真戸は、ヒナミを守るために対峙したトーカを追い詰めるが、ヒナミの覚醒とトーカの攻撃で致命傷を負い死亡する。その一方、カネキは亜門と対峙し、辛うじて勝利するも亜門を殺さずに逃避した。カネキは亜門の「この世界は間違っている」という言葉を受け、自らの生き方を模索しつつ、世界を正す方法を探す決意をするのだった。アニメ版は、第6話から第8話として放送。月山登場カネキとトーカがあんていくの勤務と訓練を行いつつ平穏に過ごしていたある日、月山があんていくに現れる。月山はそこで出会ったカネキに興味を持ち、彼との接触を試みる。カネキはヨモの誘いを受け、イトリが経営するバーを訪れる。そこでカネキは、リゼは事故で死んだのではなく第三者によって殺されたという事実と、人間とグールのハーフである「隻眼の喰種」の存在を知る。カネキはリゼの死の真相を知るため、情報の交換条件として、月山が出入りする喰種のレストランの調査を行うこととなるが、月山に騙され喰種のレストランの「ディナー」として招かれてしまう。そこでカネキが「隻眼の喰種」であることを知った月山は、貴重な存在を独り占めするためカネキを危機から救う。難を逃れたカネキの下に人間である貴未が恋人のニシキの容態について相談しに来る。貴未はカネキをおびき寄せるために月山に拉致され、カネキとニシキは貴未の救出のため月山と戦う。加勢に来たトーカを交え苦戦の末に月山を倒す。トーカは自分達の正体を知る貴未を口封じのために殺そうとするが、貴未の思わぬ発言に殺害を止め、その場から逃げるように立ち去り一人葛藤する。アニメ版は、第4話から第6話として放送(喰種のレストランの調査部分はカットされた)。アオギリの騒乱 / アオギリ編月山撃退後、カネキはイトリからリゼに関する情報を入手する。その頃アオギリの樹の襲来による11区の支部の無力化に伴い、危険区域に指定された20区に篠原やジューゾーら本局の捜査官が派遣された。ある日、リゼの知人であった喰種・バンジョーと彼の取り巻き達がリゼを探すためにあんていくに訪れる。同じくリゼを探しに来たアヤト、ヤモリ、ニコが襲撃してくる。トーカの弟だったアヤトは彼女を圧倒し、仲間と共にカネキを拉致する。アオギリのアジトに囚われたカネキは、アオギリの幹部・タタラに「戦力にならない」とアヤトに下げ渡された後、アヤトの配下になっていたバンジョーとその仲間達と共に脱出を試みるが、失敗に終わる。それが原因で、カネキはヤモリから執拗な拷問を受け続け、生死と狂気の狭間を彷徨うが、その際に現れたリゼの幻影との対話を経て喰種の本質を受け入れ、ヤモリを撃破した。また、危険を承知でカネキ救出を行ったトーカとニシキをアヤトの猛攻から助け出し、アヤトを叩きのめした。アオギリからの脱出後、カネキはあんていくのメンバーと再会するが、敢えてあんていくに戻らず、ある目的のためにバンジョーや、打算的な理由で手を組んだ月山と共に行動を起こそうとしていた。アニメ版は、第9話から第12話として放送。ヤモリを撃破したシーンで終わった。それぞれの動き / 新天地6区編アオギリの騒乱から半年後、捜査官達はその戦いでの功績が認められ昇任する中、亜門は真戸の娘・アキラをパートナーとして迎え、ジューゾーは駆逐したヤモリの赫子を元に制作されたクインケを手に入れていた。その頃、カネキはリゼの経緯を辿ってたどり着いた6区を拠点にすると、自らを喰種に変えた嘉納の情報を求め、嘉納と繋がりがあるとされるマダムAのいる喰種のレストランを襲撃する。そこでカネキは自分と同じ「リゼ持ち」である半喰種の少女・シロとクロに出会い、彼女たちの妨害でマダムAの捕獲に失敗する。あんていく襲撃多くの葛藤の末、6区のアジトを解散し“ただの自分”を取り戻すため、あんていくに戻る決意をしたカネキ。だが同じ頃、SSS級駆逐対象“梟"の居場所を突き止めたCCGは、有馬も含めた歴戦のCCG捜査官をあんていく襲撃のために集結させ“10年前の戦い"を彷彿とさせる「梟討伐作戦」を開始してしまう。
§東京喰種トーキョーグール [JACK][編集]
本編開始の12年前。13区の高校に通う不良少年・富良太志は幼馴染達をカボチャの仮面を被った人物に殺傷され、彼自身も殺されそうになるがクラスメイトの転校生・有馬貴将に助けられる。幼馴染の仇討ちを誓った富良は、有馬から仇が喰種という存在で、カボチャの仮面の喰種が“ランタン”と呼ばれていることを聞き、有馬と共にランタンの行方を追う。富良と有馬は順調に喰種を狩る中、ランタンの意外な正体を突き止める。
§東京喰種トーキョーグール:re[編集]
CCGでは、一等捜査官となったアキラの元に佐々木三等捜査官が新たに着任する[2]。その2年後、物語は動き出す。
§登場キャラクター[編集]
本作品の登場人物は特に必要とされる場合を除き、片仮名で呼称されるのが基本である。そのため、漢字の綴りが不明の者も少なくない。
§主人公[編集]
金木 研(かねき けん)声 - 花江夏樹(子供時代 - 小堀友里絵)本作第一部の主人公である青年。12月20日生まれのいて座。血液型AB型。愛称は「カネキ」。上井大学文学部国文科一年生で、20区内のマンションで一人暮らしをしていた。喰種のリゼに捕食されかけ瀕死になるものの、リゼの頭上より鉄骨が落下してきたことにより九死に一生を得る。搬送された病院でリゼの臓器を移植されて生き延びるが、その代償で半喰種となり、喰種の世界に関わることになる。喰種化したことで苦悩していたが、あんていくの店長である芳村に救われ、区内に暮らす喰種の集まる場所でもある同店で働くこととなる。そこで人間と喰種双方の苦悩に触れながら自ら生き方を模索するが、アオギリの樹からの拉致とヤモリの拷問を契機に、忌避していた喰種の本質を受け入れ、大切な人々を守るために戦う道を選ぶ。元来の性格は内向的かつ温厚で、亡き母の影響で自己犠牲を尊ぶ受け身な考え方を持っていたが、アオギリの騒乱による一連の事件を経て敵対者に容赦しない冷徹かつ攻撃的な一面を持つに至った。また、ヤモリの執拗な拷問が彼の思考や人格にパラダイムシフトをもたらしたためか、ヤモリの人格と癖を模倣し強い喰種を喰らうようになった。アオギリの本拠地から脱出した後はあんていくに戻らず、バンジョーや月山、ヒナミたちと反アオギリを掲げて行動を共にする。その後、半年間共喰いのみを行い、不完全ながら赫者となる。嘉納を追い詰める際、篠原を防戦一方に追い込みSSレート認定を受けるほどの実力を発揮するが、その際に自我を失った錯乱状態となり、バンジョーを手にかけようとしたところで正気へと戻った。その後、自身の疑問からあんていくで芳村と会話し、その直後のトーカからの叱咤から自分の間違いに気づき反アオギリを解散する。あんていく襲撃時には、芳村たちを助けに単身あんていくに向かう。途中、円児とカヤを助けながらも、あんていくに繋がる道にて亜門と激戦を繰り広げ致命傷を負ってしまう。そのため極度の飢餓状態に陥り、リゼやヤモリの幻覚にうなされてしまう。しかし、逃げ込んだ地下道でヒデと再会する。ここから先の記憶はなく、ルートV14で逃げた喰種を全滅させた有馬と遭遇。ヒデの助言に従い理性と狂気を総動員した持ち得る能力の全てを駆使しIXAの防御壁を損傷させるほどの奮戦を見せるが、それすら叶わず圧倒された末に両眼を貫かれて駆逐された。半喰種であるため食性や身体能力は喰種と同じであるが、赫眼は左目だけに現れ、自分の意思で発現をコントロールできないため、外出時は眼帯をつけている。マスクは普段とは逆に赫眼のみを露出する構造になっている。このマスクの特徴により亜門からは「眼帯の喰種」と呼ばれている。赫子はリゼと同じ先端が鉤爪状になった鱗赫で、右の腎臓付近から発生する。半赫者となった際には、百足のような赫子に、左顔を覆って胸元に向けて尖って伸びた一つ目の面が現れた(元々複数の赫包が発達しているのか、リゼの人格が現れたためかは不明だが、平常時の赫子が6本ある状態の赫子も出せる模様)。この赫子の特徴からCCGにより「ムカデ」の呼称が付けられる。標準的な喰種に比べると体の堅牢さに劣るが、喰種からも異常と見られるほどの回復力を持つ。嗅覚の優れた喰種たちに言わせると喰種や人間とも違う体臭であると指摘されているが、リゼと面識のある者からは彼女の匂いを感じ取られている。Rc検査ゲートと呼ばれる喰種判別装置に反応せず、肉体的に人間的な要素が多く残されている描写がなされている。生きた人間の肉を食らった後に、リゼを思わせる人格が現れることがある。当初は黒髪だったが、ヤモリの拷問による後遺症で白髪となった。幼くして母を亡くしたことで孤児になり、伯母一家に引き取られて暮らしていたが、伯母によるネグレクトに遭っていたため、親友のヒデが心の支えになっていた。読書が趣味で主にミステリーを好んで読んでおり、作家・高槻泉のファンである。独白シーンではたびたび小説の引用で心境が語られている。佐々木 琲世(ささき はいせ)本作第二部『:re』の主人公である青年。4月2日生まれのおひつじ座。血液型AB型。愛称は「ハイセ」。喰種捜査官であり、第一部エピローグ時は三等捜査官、『:re』では一等捜査官。「隻眼の梟討伐作戦」からしばらく後、一等捜査官に昇進したアキラから教育を受けることとなった。毛先は白髪、生え際は黒髪のツートンカラーである。「有馬貴将を超える捜査官をつくる」という目的から、喰種の能力を持った「クインクス」と呼ばれる4人をメンターとして統率しているが、一筋縄ではいかない問題児の彼らに振り回される日々を送る。冗談好きな性格だが、単独行動を辞さないクインクスを助け叱責するなど仲間思いかつ責任感が強い性格でもある。その実、嘉納による喰種化実験の被害者であり、CCGでは通常時は人間として扱われているが、暴走した場合はSSレート喰種「ハイセ」として駆逐されるということが取り決められている。また過去20年間の記憶を失っている。また、「白単翼賞」「金木犀賞」を受賞していることから実力は相当のものであると伺える(白単翼賞はSレート喰種を駆逐する能力があるという証)。使用するクインケは甲赫の[ユキムラ1/3]、喰種としての赫子は鱗赫。戦闘時は極力クインケを使用するが、格上の喰種相手には赫子を巨大な爪状に展開して併用する戦法を取ることもある。赫子を扱っているときには赫眼が左目に現れ、自身の内に居る「前の自分」が表層化した際には赫子の形状は自在に変化し、また性格も別人のように変貌する。
ようするに
連載版の原型となった作品。「第113回MANGAグランプリ」で準優秀賞を受賞し、『ミラクルジャンプ』のNo.2(2011年4/12号)に読み切り作品として掲載された。単行本には未掲載ではあるが、それらの要素は2巻から3巻にかけて再構成され、演出や台詞、テーマなども人物や場所を変えつつ再現されている。
ストーリーは、喰種の喫茶店員カネキと彼の正体を暴こうと来店する喰種捜査官の篠原を中心に繰り広げられる捜査劇で、正体を見ぬかれたカネキが篠原を捕食して決着をつけるなどピカレスク要素の強い作品であった。
登場人物は連載版と共通しているが、設定は著しく異なっていた。カネキは生来の喰種ではあるが食人本能に苦悩しているなど本作のトーカに近い描かれ方をしており、篠原は喰種を憎悪するなど真戸に近い人物として描かれていた。トーカもまた後輩店員として登場するが、天真爛漫に捕食殺人を繰り返すなどリゼに近い描かれ方をしていた。
んで
登場人物が
金木 研(かねき けん)声 - 花江夏樹(子供時代 - 小堀友里絵)本作第一部の主人公である青年。12月20日生まれのいて座。血液型AB型。愛称は「カネキ」。上井大学文学部国文科一年生で、20区内のマンションで一人暮らしをしていた。喰種のリゼに捕食されかけ瀕死になるものの、リゼの頭上より鉄骨が落下してきたことにより九死に一生を得る。搬送された病院でリゼの臓器を移植されて生き延びるが、その代償で半喰種となり、喰種の世界に関わることになる。喰種化したことで苦悩していたが、あんていくの店長である芳村に救われ、区内に暮らす喰種の集まる場所でもある同店で働くこととなる。そこで人間と喰種双方の苦悩に触れながら自ら生き方を模索するが、アオギリの樹からの拉致とヤモリの拷問を契機に、忌避していた喰種の本質を受け入れ、大切な人々を守るために戦う道を選ぶ。元来の性格は内向的かつ温厚で、亡き母の影響で自己犠牲を尊ぶ受け身な考え方を持っていたが、アオギリの騒乱による一連の事件を経て敵対者に容赦しない冷徹かつ攻撃的な一面を持つに至った。また、ヤモリの執拗な拷問が彼の思考や人格にパラダイムシフトをもたらしたためか、ヤモリの人格と癖を模倣し強い喰種を喰らうようになった。アオギリの本拠地から脱出した後はあんていくに戻らず、バンジョーや月山、ヒナミたちと反アオギリを掲げて行動を共にする。その後、半年間共喰いのみを行い、不完全ながら赫者となる。嘉納を追い詰める際、篠原を防戦一方に追い込みSSレート認定を受けるほどの実力を発揮するが、その際に自我を失った錯乱状態となり、バンジョーを手にかけようとしたところで正気へと戻った。その後、自身の疑問からあんていくで芳村と会話し、その直後のトーカからの叱咤から自分の間違いに気づき反アオギリを解散する。あんていく襲撃時には、芳村たちを助けに単身あんていくに向かう。途中、円児とカヤを助けながらも、あんていくに繋がる道にて亜門と激戦を繰り広げ致命傷を負ってしまう。そのため極度の飢餓状態に陥り、リゼやヤモリの幻覚にうなされてしまう。しかし、逃げ込んだ地下道でヒデと再会する。ここから先の記憶はなく、ルートV14で逃げた喰種を全滅させた有馬と遭遇。ヒデの助言に従い理性と狂気を総動員した持ち得る能力の全てを駆使しIXAの防御壁を損傷させるほどの奮戦を見せるが、それすら叶わず圧倒された末に両眼を貫かれて駆逐された。半喰種であるため食性や身体能力は喰種と同じであるが、赫眼は左目だけに現れ、自分の意思で発現をコントロールできないため、外出時は眼帯をつけている。マスクは普段とは逆に赫眼のみを露出する構造になっている。このマスクの特徴により亜門からは「眼帯の喰種」と呼ばれている。赫子はリゼと同じ先端が鉤爪状になった鱗赫で、右の腎臓付近から発生する。半赫者となった際には、百足のような赫子に、左顔を覆って胸元に向けて尖って伸びた一つ目の面が現れた(元々複数の赫包が発達しているのか、リゼの人格が現れたためかは不明だが、平常時の赫子が6本ある状態の赫子も出せる模様)。この赫子の特徴からCCGにより「ムカデ」の呼称が付けられる。標準的な喰種に比べると体の堅牢さに劣るが、喰種からも異常と見られるほどの回復力を持つ。嗅覚の優れた喰種たちに言わせると喰種や人間とも違う体臭であると指摘されているが、リゼと面識のある者からは彼女の匂いを感じ取られている。Rc検査ゲートと呼ばれる喰種判別装置に反応せず、肉体的に人間的な要素が多く残されている描写がなされている。生きた人間の肉を食らった後に、リゼを思わせる人格が現れることがある。当初は黒髪だったが、ヤモリの拷問による後遺症で白髪となった。幼くして母を亡くしたことで孤児になり、伯母一家に引き取られて暮らしていたが、伯母によるネグレクトに遭っていたため、親友のヒデが心の支えになっていた。読書が趣味で主にミステリーを好んで読んでおり、作家・高槻泉のファンである。独白シーンではたびたび小説の引用で心境が語られている。佐々木 琲世(ささき はいせ)本作第二部『:re』の主人公である青年。4月2日生まれのおひつじ座。血液型AB型。愛称は「ハイセ」。喰種捜査官であり、第一部エピローグ時は三等捜査官、『:re』では一等捜査官。「隻眼の梟討伐作戦」からしばらく後、一等捜査官に昇進したアキラから教育を受けることとなった。毛先は白髪、生え際は黒髪のツートンカラーである。「有馬貴将を超える捜査官をつくる」という目的から、喰種の能力を持った「クインクス」と呼ばれる4人をメンターとして統率しているが、一筋縄ではいかない問題児の彼らに振り回される日々を送る。冗談好きな性格だが、単独行動を辞さないクインクスを助け叱責するなど仲間思いかつ責任感が強い性格でもある。その実、嘉納による喰種化実験の被害者であり、CCGでは通常時は人間として扱われているが、暴走した場合はSSレート喰種「ハイセ」として駆逐されるということが取り決められている。また過去20年間の記憶を失っている。また、「白単翼賞」「金木犀賞」を受賞していることから実力は相当のものであると伺える(白単翼賞はSレート喰種を駆逐する能力があるという証)。使用するクインケは甲赫の[ユキムラ1/3]、喰種としての赫子は鱗赫。戦闘時は極力クインケを使用するが、格上の喰種相手には赫子を巨大な爪状に展開して併用する戦法を取ることもある。赫子を扱っているときには赫眼が左目に現れ、自身の内に居る「前の自分」が表層化した際には赫子の形状は自在に変化し、また性格も別人のように変貌する。
§喰種[編集]
§あんていく[編集]
霧嶋 董香(きりしま とうか)声 - 雨宮天本作のヒロイン。清巳高等学校普通科二年生。7月1日生まれのかに座。血液型O型。羽赫。愛称は「トーカ」。右眼を前髪で隠している。あんていくでアルバイトをしており、カネキの先輩店員にあたる。ウサギのマスコットを好み、マスクもそれに合わせていることから、CCGからは「ラビット」の呼称が付けられている。親友である依子の手料理を度々口にしているため戦闘能力を十全に発揮できず、赫子を片方の肩からしか出せない。普段はか弱い者にも気遣いを忘れない心優しさを見せるが、感情的になると激情に駆られ、敵対した人間を躊躇なく殺すなど凶暴な一面を持っている。カネキはこの極端な生命観を喰種としての生き方から来ていると考えている。平穏な暮らしを営める人間を羨んでおり、元が人間であるカネキに対しては複雑な感情を抱いているが、彼の優しさに惹かれている。既に両親はおらず、弟のアヤトと同居していたが音信不通となり、後に敵対関係となる。家族を失ったヒナミを引き取って同居していたが、アオギリの騒乱の後に彼女はカネキについていくことを選んだため、元の一人暮らしに戻った。その後カネキの通っていた上井大学の理学部を目指して受験勉強をしていた。カネキが芳村に面会した際に再会、カネキを激しく叱咤し、そのことが彼が6区での組織を解散を決意する切掛になる。あんていく襲撃をテレビで知り助けに行こうとするが四方に止められてしまう。その後、討伐戦の後に取り壊されるあんていくを見ながら、カネキがいつか帰ってくること信じ、四方とともに20区を脱出した。『:re』ではヨモを対外的に兄とし、ヨモと二人で喫茶店「:re」を営んでいる。芳村(よしむら)声 - 菅生隆之あんていくの店長である初老の男性。羽赫の赫者。温厚で優しい人物だが、感情に流されずに判断を下せる大局観を兼ね備えている。半喰種化して思い悩むカネキを人間と喰種の「二つの世界に居場所を持てる唯一人の存在」と励まし、自分たちをもっと知ってもらうためにあんていくの仲間として迎え入れる。カネキとリゼが遭遇した事故の真相を本人に隠すなどの窺い知れない一面を持つ。SSSレートと同等の実力を持つ羽赫の赫者であり、肩のショットガンとブレード、ランス状の赫子による遠近の双方で隙の無い戦いを見せる。かつては「功善(くぜん/声 - 楠大典)」という名で、孤独感に苛みながらもある組織の掃除屋として人間や同族すらも屠ってきた極めて強力な喰種であった。しかし正体を知りながらも自らと愛を育んだ人間の女性・憂那との出会いと死を経て、人間と喰種の共存について考え始めている。「あんていく」という店の名は、憂那と出会った喫茶店から取っている。隻眼の梟が我が子であることを確信しており、10年前とアオギリ戦ではCCGから庇うために自らが隻眼の梟に成り代わっていた。しかし、篠原と黒岩のビデオ検証により10年前とアオギリ戦とでは隻眼の梟とマスクの形が微妙に異なることに気づかれた(最も顕著な点は口の形)。真戸暁をはじめ、この事情を知る一部の捜査官からは「(不殺の)梟」と区別されて呼ばれる。CCGがカネキとあんていく周辺を嗅ぎまわっていることを察し、あんていく襲撃の日にCCGを迎え撃つ。多勢にも関わらず圧倒的な力で捜査官たちを倒していくが、法寺に致命傷を受け敗北する。しかし、直後に現れた本物の隻眼の梟によって連れ去られ、現在はリゼと同じように、嘉納によって赫包の培養器の中に入れられている。西尾 錦(にしお にしき)声 - 浅沼晋太郎(子供時代 - 阿久津秀寿)眼鏡をかけた茶髪の青年。上井大学薬学部薬学科二年生。2月4日生まれのみずがめ座。血液型O型。尾赫。愛称は「ニシキ」。カネキの大学の先輩。本来は情に厚いが神経質で攻撃的な性格をしており、口の悪さが目立つ。 親代わりの姉が人間の恋人に裏切られて駆逐された経験から他人を信用しておらず、徹底的な個人主義を貫いていた。喰場に偶然居合わせたカネキをテリトリー荒らしと誤解し、報復でヒデを捕食しようとするが返り討ちにされて姿を隠す。後に再会した際、負傷のために14区で喰種の集団に共食いの餌食になりかけていたところをカネキに救われる。月山に拉致された恋人の貴未をカネキたちの協力のもとに救出し、以降はカネキの善意を受け入れ和解する。喰種である自分を受け入れてくれた貴未へのけじめから、人を殺さずに食物を得る生き方を選び、あんていくに勤務することになった。以降、不器用ながらもカネキとトーカを気にかけている。あんていく襲撃時には、芳村たちを救出しに行こうとするカネキと言葉を交わし、月山とともに見送った。『:re』では左目元に傷ができ、推定Sレート以上の喰種「オロチ」と呼ばれており、以前よりも赫子が巨大化し再生力も早くなっている。理由は不明だが、喰種を狩ることを繰り返している。古間 円児(こま えんじ)声 - 勝杏里あんていくの男性従業員。尾赫。気さくな性格で、コーヒーを淹れ方では定評を持つ。事あるごとに「魔猿」の二つ名をひけらかしている。かつては、各区の優秀な捜査官を殺しまわっていた猿面集団のリーダーで「魔猿(まえん)」と呼ばれていた。特等捜査官とも互角に戦うことができる強力なSSレートの喰種。あんていく襲撃時には、「魔猿」時代の仲間たちとともに捜査官たちを次々と倒していく。途中、捜査官の田中丸との戦闘で負傷するもカネキによって救出される。その後の行方は不明。入見 カヤ(いりみ カヤ)声 - 大浦冬華あんていくの女性従業員。羽赫。優れた探索能力を備えており、遠隔地の建物内の様子も足音や律動、内部の反響などを聞き分けて様子を窺い知る力をもつ。かつては、 「ブラックドーベル」という喰種集団の首領で「黒狗(くろいぬ)」と呼ばれていた。特等捜査官とも互角に戦うことができる強力なSSレートの喰種。あんていく襲撃時には、「黒狗」時代の仲間たちとともに捜査官たちを次々と倒していく。途中、因縁の相手である鉢川と戦闘中に、逃げ遅れた老婆を庇って負傷するも、カネキによって救出される。その後の行方は不明。四方 蓮示(よも れんじ)声 - 中村悠一店長の右腕的な男性。7月9日生まれのかに座。血液型A型。羽赫。愛称は「ヨモ」。店の業務に関わることはなく、情報収集や自殺者の遺体集めといった実務を担当している。寡黙で無愛想だが誠実な人柄で、周囲からの信頼も厚い。トーカやカネキに格闘の手ほどきをしており、二人がかりでも軽くあしらうほど技量が高い。作中ではほとんど描写されていないが、多くの強力な喰種から警戒されるほどの実力をもつ。ウタやイトリとは4区で暮らしていた頃からの友人であるが、ウタとは4区を混乱に陥れるほどの敵対関係にあった。幼少期に姉を有馬に殺されており、ウタとその仲間とともに有馬に復讐しようとするが返り討ちとなる。その際に店長に助けられたことで行動を共にするようになった。嘉納のラボでカネキの前に現れ、意味深な言葉を残しリゼを連れ去る。あんていく襲撃時には、あんていくに向かおうとしたトーカを悟し、ともに20区を脱出した。『:re』ではトーカと二人で喫茶店「:re」を営んでいる。
§「20区」の喰種[編集]
神代 利世(かみしろ りぜ)声 - 花澤香菜本作のキーパーソンとなる女性。鱗赫。愛称は「リゼ」。カネキが喰種の世界に足を踏み込む原因を作った張本人。趣味は読書で日頃はお淑やかで理知的に振る舞っているが、本質は奔放かつ貪欲で無差別に人を襲って食欲を満たしているためCCGからは「大喰い」と呼ばれており、他の喰種からも恐れられている。高い攻撃力を有し推定Sレート以上。無分別な捕食が原因で以前暮らしていた11区にCCGの本格介入を招いてしまい、粛正に動いた有力喰種たちをも殺害してしまったために11区の喰種社会は混乱し、アオギリの樹を呼び寄せる遠因を作った。20区に移り住んだ後も行いを改めることはなく厄介者扱いされていたが、カネキを襲った工事現場にて鉄骨の落下により死亡したとされていた。搬送された病院にて赫包を摘出され、彼女の赫包によってカネキは半喰種となる。実は嘉納によって生かされており、半喰種を作るための赫包培養器として扱われていた。そしてそもそもの発端である事故とされていた鉄骨落下も人為的に起こされたと複数の喰種たちが示唆している。カネキと嘉納の前に突如現れたヨモによって連れ去られ、現在はコンテナに監禁されている。無力化のため最低限の食事しか与えられず、極度の飢餓状態にされており、食糧以外は認識出来ない。笛口 雛実(ふえぐち ひなみ)声 - 諸星すみれあんていくを度々訪れる少女。5月21日生まれのふたご座。血液型AB型。甲赫および鱗赫。愛称は「ヒナミ」。登場以前に父親を殺されており、母親と共にあんていくから食料を受け取る生活をしていた。学校には通っていないため文字の読み書きなどはカネキに教えてもらっている。真戸に母親を殺されてからは一時あんていくに身を隠し、ほとぼりが冷めてからはトーカの家で暮らしていた。アオギリの騒乱後はカネキについていくことを選び彼らと行動を共にしている。両親はともに喰種捜査官に殺されたが、憎しみよりも寂しさを感じる心優しい性格。故に戦闘向きの性格ではないが、真戸との戦闘では喰種としての能力の高さを見せた。腕力や身体能力は突出していないが五感が鋭く、他のグールより聴覚と嗅覚が鋭い描写がある。アオギリの騒乱ではカネキの居場所を聞き当て、カネキと行動を共にしてからは敵の進行方向や速度を把握、指示を出して敵を囲い込む参謀役に就くこともある。『:re』ではアオギリの樹の一員として行動しており、とても大人びた雰囲気を持っている。トルソーへアオギリの樹からの伝言を伝えた。笛口 リョーコ(ふえぐち リョーコ)声 - 折笠富美子ヒナミの母親。甲赫。登場以前に夫を失い、あんていくから食糧を受け取る生活をしていたが、喰種捜査官に喰種と見抜かれてしまい、ヒナミを逃がすも戦闘慣れしておらず真戸によって殺され、クインケの材料にされる。月山 習(つきやま しゅう)声 - 宮野真守20区に暮らす青年。晴南学院大学人間科学部社会福祉学科四年生。3月3日生まれのうお座。血液型A型。甲赫。「隻眼の喰種」であるカネキに食材として異常な執着を持っている。貴未を人質に取りカネキを捕食しようとするが、本人とニシキ、トーカを相手に戦う羽目になり敗れる。その後、アオギリに拉致されたカネキを救出するために下心を持ちながらも芳村らとの利害の一致で協力関係を築いた。カネキ救出後、カネキとは打算を多く含む協力者となる。反アオギリでは自分を「主(カネキ)の剣」と称し、月山家の力と後述の堀チエからの情報で積極的にカネキをサポートしている。反アオギリ解散後も下心はあるが、協力する姿勢を見せている。捕食対象の特定部位を選り好みして食べるなど食事にはこだわりを持っており、CCGからは「美食家(グルメ)」と呼ばれている。その実力は他のグールや捜査官にも一目置かれている、ゆえに駆逐対象として捜査官を20区に引き寄せてしまうため、トーカからは「20区の厄介モン」と称されている。リゼとは知り合いであったが、食に関するこだわりの行き違いから決別した。喰種のレストランの会員でもありレストランでは「MM」と呼ばれている。赫子は右腕を螺旋状に覆う形状をしており、剣のような形状に変形する。愛用のマスクは三日月を模している。ファッションなどのコーディネートも好み、カネキに初対面でモデルを思わせた端正な美形である。言葉の端々にフランス語や英語を混ぜることが多い。あんていく襲撃時には、芳村たちを助けに行くカネキを赫子を用いて全力で止めようとするが、結局負けてしまう。行かないように懇願するも、カネキから「止めようとしてくれてありがとう」と言葉をかけられ、泣きながら見送った。『:re』ではカネキが駆逐されたことにより塞ぎ込んでしまい、引きこもり状態となっている。吉田 カズオ(よしだ カズオ)声 - 丹沢晃之フィットネスクラブに勤務する41歳の男性。普段は捕食を除いてごく普通の生活を送っており、芳村よりリゼの喰場を譲り受けるが、所有権を主張するニシキに殺害される。なお、本編での登場は少ないが巻末のおまけ漫画では頻繁に登場している。小説[日々]では彼が主役の話がある。小説のみ登場桃池 育馬(ももち いくま)[日々][空白]に登場。ミュージシャンを目指してギターを片手に田舎から上京してきた男性。愛称は「イクマ」。上京初めの頃は母の仕送りだけで生活していた。仕送りが底をつき、崖で食料調達をしていた際、ヨモと遭遇。その後、月山に襲われて怪我をしたところをあんていくに助けてもらうも、あまりに稼ぐことが出来ずに餓えていた。最終的にはあんていくに助けてもらい、喰場も確保できるようになった。今も20区でミュージシャンを目指して励んでいる。カイン[日々]に登場。上井大学のオカルト研究会に顔を出すオカルト研究家の男性。捕食と口封じのためヒデとオカルト研究会のメンバーに襲いかかるが、ヒデの策略で返り討ちにされた。
§アオギリの樹[編集]
霧嶋 絢都(きりしま あやと)声 - 梶裕貴(子供時代 - 高垣彩陽)アオギリの幹部。トーカの弟。7月4日生まれのかに座。血液型O型。羽赫。愛称は「アヤト」。姉とよく似た美形と評されている。孤児になる原因になった事件の経験から人間を嫌い、力を遵奉するようになる。極めて粗暴かつ陰険な性格をした激情家だが、拉致したカネキに忠告を与えたり、戦闘でさりげなく姉を庇うなど、本来の優しさを垣間見せる。トーカとは人間との関わり方について相違があり決別した後、都内各地で暴れ回っていた時にタタラと出会い、アオギリの樹に参加。数年後にあんていくの襲撃でトーカと再会するも、既に敵対関係にまで悪化していたが、今でも姉への屈折した愛情を抱いており、それをカネキに見抜かれていた。トーカの赫子を喰らって戦闘不能に追いやった後、トーカを救出したカネキと戦い、身体の骨の半分を折られ、文字通り「半殺し」にされた。カネキにやられた傷が癒えた後もアオギリの樹で活動しており、「黒ラビット」として捜査官狩りや、嘉納の捜索をしていた。羽赫特有の遠距離攻撃を中心に攻め立てる、羽根状の赫子を盾にしながら飛びかかり、そのまま赫子を開いて敵を切り裂くなど多様な攻撃方法を持つが、本人いわく最も得意なのは近接戦である。『:re』ではSSレートの喰種「ラビット」と呼ばれており、過去のトーカによる捜査官殺しもCCGではラビット=アヤトによる犯行となっている。また独自に佐々木のことも追っている。ヤモリ声 - 西凜太朗アオギリの幹部。3月15日生まれのうお座。血液型O型。鱗赫の半赫者。本名は「大守 八雲(おおもり やくも)」。拷問が趣味で「食」より「遊」で殺しをするサディスト。極めて高い格闘センスを持ち、愛用のホッケーマスクと出身地の13区からCCGより「ジェイソン」の呼称で警戒されている。手の人差し指を曲げ、親指で押して鳴らす癖がある。過去に母親を亡くしたことと、喰種収容所で受けた残虐な拷問によって今の人格になったと述懐している。カネキに執拗な拷問を行うが、覚醒したカネキの反撃に遭い瀕死の重傷を負う結果となり、直後に遭遇したジューゾーを捕食しようとしたが返り討ちにあい死亡し、彼のクインケにされた。上述の通り性格は醜悪であるが、ニコとナキとは親しい関係にあり、ナキにはそれなりの気遣いを行っていた。そのためナキからは「神兄貴」と呼ばれ慕われていた。[JACK]にも登場する。本編登場時とは違い黒髪で、彼も拷問により白髪になった模様。タタラ声 - 遊佐浩二アオギリの幹部。鉄のマスクで口元を隠している。隻眼の王の側近で、他の幹部より上位の中心的な立場にいる。時折中国語を話す。リゼ持ちであるカネキを拉致してアオギリに迎え入れようとするが、戦力にならないと判断しアヤトに下げ渡す。CCGを11区に陽動させた後、エトを含む本隊と共に23区の喰種収容所を襲撃した。エト声 - 坂本真綾全身に包帯を巻いた外見をしている少女。羽赫の赫者。CCGを11区に陽動させた後、タタラ率いる本隊と共に23区の喰種収容所を襲撃した。高い戦闘能力を持ち、バンジョーに全く気付かれずに彼の肋骨を切断した。その正体はCCGよりSSS級駆逐対象に位置づけられ最も恐れられている隻眼の喰種「隻眼の梟」であり、アオギリの樹のリーダー「隻眼の王」。芳村と憂那の間に生まれた半喰種で、右眼のみ赫眼になっている。赫者としての姿は十年前当時は偽装していた芳村のオリジナルの姿であったが、現在は元が人間の形をしていた喰種なのかということが疑わしいレベルなまでに巨大化した赫子で覆われ、怪獣と形容してもいい姿を持つ。あんていく襲撃の最中に突如出現し、多数の捜査官を戦闘不能に追い込んだ。その後芳村を飲み込み、嘉納の元へと連れ去った。 高槻 泉(たかつき せん)エトのミステリー小説家としての姿。小柄な体型ではねた長髪の女性。作品の評価は高い。金木曰く綺麗な女の人であり、作品ではなく本人が好きというファンもいるほどの有名人である。サイン会に来たヒナミを「ちゃんヒナ」と呼んで気にかけており、喫茶店で再会した際はアドバイスを送るとともに連絡先を教えた。CCGに単身乗り込み、捜査官も知らないようなCCGの極秘情報を亜門に提供している。著書は処女作の「拝啓カフカ」、カネキとリゼが出会うきっかけとなった「黒山羊の卵」、「小夜時雨」「虹のモノクロ」「なつにっき」「ルサンチメンズ」などがある。ノロアオギリの幹部。鼻と巨大な口の描かれたマスクを付けた巨大な男性。隻眼の王の側近であり、他の幹部とは一線を画す。終始無言で行動している。分類不明の環形動物のような赫子をもつ。極めて高い再生能力をもち、胴体を輪切りにされても傷口から湧きだした無数の赫子によって修復され、戦闘時には大口を開けた一本の巨大な赫子で敵を丸囓りにする。常に時計を持ち歩いており、タイマーが鳴ると戦闘を中断していずこかへ姿を消す。瓶兄弟(びんきょうだい)声 - 藤原祐規(兄)、荒井聡太(弟)アオギリに所属する兄弟。両者とも尾赫。2人ともマスクを付けており、メンバーの中では比較的穏健な性格をしている。喰種対策局からは「しっぽブラザーズ」の呼称がつけられており、連携攻撃を得意とする。隻眼の王に忠誠を誓っており、アオギリの思想に心酔している。共に亜門の手にかかり死亡。赫包は後に、亜門が梟討伐作戦でカネキと戦った際に使用されたクインケ「ドウジマ・改」の材料として使われ、カネキに致命傷を負わせた。鯱(しゃち)声 - 梁田清之元6区のリーダー。尾赫。本名は「神代 叉栄(かみしろ またさか)」。23区の喰種収容所に収容されていたSSレートの喰種で、アオギリの樹の収容所襲撃の際に脱走した。脱走後は6区に戻らず、アオギリのメンバーとして嘉納を探している。その際にカネキと対決し、彼を完全敗北に追い込んだ。屈強な体格をした硬派な人物で、漢字交じりの独特な口調で話す。青年期から人間の道場で修業を積んだ武道の達人でもある。赫子はシャチの尾のような形状をしており、これを利用することで常識をはるかに超えた動作が可能。幼い頃のリゼを知っている模様。ナキ声 - 下野紘元13区の喰種。1月28日生まれのみずがめ座。血液型B型。甲赫。23区の喰種収容所に収容されていたSレートの喰種で、アオギリの樹の収容所襲撃の際に脱走した。脱走後はアオギリの樹のメンバーとして嘉納を探しつつ、ヤモリの仇敵にあたるカネキを討つことを目的にする。涙脆い性格でヤモリに心酔しており、彼をかばって収容されていた。また、ヤモリのことを「神兄貴」と呼ぶ。頭はあまりよくないが、仲間を身を挺して守るなど真っ直ぐな信念を持つ。冴木 空男(さえき からお)『:re』から登場。タクシー運転手をしながら捕食をしている男性の喰種。Aレート。鱗赫。傷のある女性の胴体に変質的に執着することから「トルソー」と呼ばれる。アオギリの樹から雇われ、タクシー車内での会話を録音しそれを渡していた。クインクス達と交戦するもオロチの乱入で一命をとりとめ、アオギリへ入ることを決意する。
§バンジョー一味[編集]
万丈 数壱(ばんじょう かずいち)声 - 伊藤健太郎反アオギリのリーダーを務める元11区の喰種。10月11日生まれのてんびん座。血液型AB型。羽赫。愛称は「バンジョー」。頑丈さだけが取り柄で、戦闘能力は極めて低い。リゼの招いた混乱によって崩壊状態にあった11区の喰種社会を糾合するが、侵略してきたアオギリの樹に制圧される。11区の元リーダーとして不器用ながらも仲間想いで責任感もあり、カネキや反アオギリのメンバーから慕われている。そのため自分の弱さを嘆いている。大半の仲間を亡くしながらもアオギリから脱出した後、助けられた恩からカネキの行動に協力する。嘉納を追い詰める際、エトに肋骨をくり貫かれ瀕死に陥ったが、それがきっかけで小さいが羽赫の赫子を出せるようになり、その後、暴走したカネキに腹を貫かれた際も赫子による肉体修復が行われている。自分の名前しか書けなかったが、カネキに文字の読み書きを教えてもらっている。リゼの自由奔放な性格に惹かれ、彼女に想いを寄せていた。イチミ、ジロ、サンテ声 - 宮崎秋人(イチミ)、上田麗奈(ジロ)、 荒井聡太(サンテ)バンジョーの取り巻き。全員ガスマスクをつけている。アオギリからの脱出に失敗した後、バンジョーらと共に囚われていたが、カネキに助けられた。その後は助けられた恩からカネキの行動に協力する。マスクを外している場面も多いが、素顔が良くわからないように描写される。ウス反アオギリのメンバー。アオギリからの脱出に失敗した後、バンジョーらと共に囚われていたが、カネキに助けられた。モク、テツ反アオギリのメンバー。アオギリからの脱出に失敗した直後、ヤモリに惨殺された。コウト反アオギリのメンバー。母親を守るために反アオギリに所属している。アオギリからの脱出に失敗した後、拷問を受けていたカネキの目の前でヤモリに殺された。ケイ反アオギリのメンバー。コウトの母親。アオギリからの脱出に失敗した後、拷問を受けていたカネキの目の前でヤモリに殺された。シュウ、ハル声 - 青山耕平(シュウ)、小堀友里絵(ハル)アニメ版にのみ登場。バンジョーの部下。カネキ救出のために動いていたが、ヤモリに捕らえられる。カネキにどちらを殺すか選択させるという拷問に利用される。シュウはハルを助けるためカネキに自分を選ぶよう懇願するが、カネキがどちらも選べなかった結果、両名ともヤモリに殺された。恋人同士だった模様。
§道化師(ピエロ)[編集]
ウタ声 - 櫻井孝宏4区で「HySy ArtMask Studio」という店を営んでいるマスク職人の男性。12月2日生まれのいて座。血液型B型。マイペースな性格で、ピアスとタトゥーの出で立ちが特徴的なパンク・ファッションで装うが、攻撃的な外見とは裏腹に対応は穏やかである。常に赫眼状態のため外出時はサングラスを着用している。かつては4区に集う喰種のリーダー格で、ヨモと敵対していた。当時のCCGでの呼称は「ノーフェイス」。アオギリ戦ではあんていくのメンバーの仮面とマントを用意し、カネキ救出に参加した。首のタトゥーはラテン語で彫られており、「私はあなたと共に生きてはいけない」「私はあなたなしでは生きていけない」という意味合いを持つ。イトリ声 - 高垣彩陽14区で「Helter Skelter」というバーを営んでいる若い女性。ヨモやウタとは古くからの知人。くだけた性格であり巨乳の持ち主。情報網が広く、喰種の裏情報に通じている。鉄骨事故の情報に興味を持つカネキと情報提供の交換条件として喰種のレストランの調査を依頼した。その後もカネキに情報提供の協力を行っている。ニコ声 - 津田健次郎同性愛者の男性(オカマ)。11月2日生まれのさそり座。血液型A型。嗅覚や聴覚が鋭く、きわめて高い再生力を有している。ヤモリに惹かれて一時的にアオギリの樹に参加していた。残忍な性格で、ヤモリの生き方を「クール」だと絶賛しているが、子供殺しを強く諫め、死体を弔うなど母性的な一面を持つ。イトリのことを旧友と呼んでいる。帆糸 ロマ(ほいと ロマ)声 - 三森すずこあんていくの女性従業員。皿を割ったり、喰種に人用の調味料を提供したりとそそっかしい。カネキに憧れて隣の19区から来たが、そのカネキへの憧れも「苦しみ悶える姿が美しい」という歪んだ美意識の持ち主。あんていく襲撃時にあんていくの元を離れ、以降はピエロとして活動する。宗太(そうた)声 - 杉山大喰種のレストランの会員で「PG」と呼ばれる男性。月山とも面識があり、亜美を食材として太らせレストランの解体ショーに誘い込んだ。カネキとリゼが遭遇した鉄骨落下事故に関与した。
§嘉納の関係者[編集]
マダムA声 - 浅野まゆみ喰種のレストランの会員。5月15日生まれのおうし座。血液型A型。本名は「阿倍 麻衣子(あべ まいこ)」。飼い人のタロちゃんを溺愛していたが、月山の交換条件を受け入れて食材に提供した。実は嘉納と関係があり、タロちゃんは彼から提供された人工喰種の失敗作だった。金髪はウィッグであり、本来の髪はぼさぼさの黒髪である。安久 黒奈(やすひさ クロナ)声 - 悠木碧カネキと同じくリゼの赫包を移植された半喰種。7月7日生まれのかに座。血液型AB型。双子の姉。鱗赫。喰種化後の呼称は「クロ」。縦縞のマスクに黒いフードという出で立ちをしている。マダムAの護衛を務めており、絶妙なコンビネーションで攻撃を行う。嘉納を「パパ」と呼び、彼を従っている。安久 七生(やすひさ ななお)という資産家の娘で、両親を喰種に殺された後はCCGに保護され施設で育ち、将来優秀な捜査官になると期待されていた。同じ施設にいたジューゾー、施設に講演に来ていた亜門と面識がある。安久 奈白(やすひさ ナシロ)声 - 戸松遥カネキと同じくリゼの赫包を移植された半喰種。7月7日生まれのかに座。血液型AB型。双子の妹。鱗赫。喰種化後の呼称は「シロ」。横縞のマスクに白いフードという出で立ちをしている。マダムAの護衛を務めており、絶妙なコンビネーションで攻撃を行う。嘉納を「パパ」と呼び、彼を従っている。安久 七生(やすひさ ななお)という資産家の娘で、両親を喰種に殺された後はCCGに保護され施設で育ち、将来優秀な捜査官になると期待されていた。同じ施設にいたジューゾー、施設に講演に来ていた亜門と面識がある。ジューゾーとの交戦で致命傷を負った。
§その他の喰種[編集]
ドナート・ポルポラ声 - 井上和彦23区の喰種収容所に収容されているロシア系喰種。SSレート。CCGでの呼称は「神父」。亜門の育ての親でもあり、収容所に入れられる以前は孤児院を営んいた。孤児院の小児を好んで喰っていたが亜門だけは喰わずにいた。過去には捜査官殺害、複数の捕食殺害に関与していた。コクリアに収監されているが、CCGからは喰種のプロファイラーとして生かされている。亜門やハイセには(比較的ではあるが)好意的に接するが、他の捜査官には辛辣な説教を行う事が多い。御手洗(みたらい)喰種のレストランの会員で「TR」と呼ばれる男性。食通家として知り合った小鉢を食材として解体ショーに誘い込んだ。芥子(カイコ)芳村がかつて所属していた喰種組織「V(ヴィー)」の一員。CCGに狙われる芳村を救う代償として隻眼の梟を差し出すよう要求するが、拒絶される。笛口 アサキ(ふえぐち アサキ)声 - 鳥海浩輔ヒナミの父親。鱗赫。原作では既に真戸によって駆逐されており、本編には赫子しか登場しない[注 1]。アニメ版では喰種を診る医者として登場[注 2]。過去にジェイソンの仕事を手伝っていた時期があったが所帯を持ったことを期に手を引いていた。しかし再びジェイソンから拷問用の器具を作る仕事を半ば強制的に依頼され、身の危険を察知し妻と娘をあんていくに預ける。最終的にはジェイソンが彼に接触するとの情報を掴んだ真戸と亜門が彼の家を急襲。ジェイソンは取り逃がしたが、真戸により殺される。その赫子は真戸のクインケとなり、妻であるリョーコの殺傷に用いられた。霧嶋 新(きりしま あらた)声 - 内田夕夜トーカとアヤトの父親。1月1日生まれのやぎ座。血液型A型。甲赫の赫者。温厚な性格で人を襲うこともなく、人間との共存を図る生き方をしていた。人間の死体を拾って喰べることからCCGでは「骸拾い(ムクロひろい)」と呼ばれていた。死体を拾っている途中でCCGに見つかり討伐されたがその後の生死は不明。ヒトの死体を拾う傍ら、大量の共喰いを行っていたようで、そのため完全な赫者である。なお、赫子は鎧を着込んだような姿に展開される。ニシキの姉声 - 内山夕実少女期からニシキの親代わりとして世話をしてきた。人間であるアルバイト先の店長と恋愛関係になるが、彼の通報でCCGに駆逐された。このことがニシキが当初人間を憎悪する要因となった。村松 キエ(むらまつ キエ)声 - 土井美加亜門がCCGに入局した頃に活動していた17区の連続殺人鬼の老婆。1年で50件以上の捕食殺害を起こしており、目撃情報による継ぎ接ぎだらけの丸い顔から「アップルヘッド」と呼ばれている。亜門に襲いかかったところを真戸に駆逐された。活動当時はマスクだと思われていた顔が駆逐後に素顔と判明した。ビッグマダム声 - 斉藤貴美子太った女性の喰種。幼少期の鈴屋玲を飼いビトとして愛玩し同時に解体屋「什造」として育成していた。玲の少女のような魅力を永遠のものにしようと彼の睾丸をハンマーで打ち砕いている。後にCCGの介入により逃亡、以後の消息は不明。ナッツクラッカー『:re』から登場。お歯黒をした女性の喰種。推定Sレート以上。尾赫。男性の睾丸を粉砕し啜る趣味がある。
§人間[編集]
§民間人[編集]
永近 英良(ながちか ひでよし)声 - 豊永利行(子供時代 - 上田麗奈)カネキの親友。上井大学に通う男子学生。愛称は「ヒデ」。カネキが人間としての感情を持つ中で柱となっている人物。カネキとは正反対に活発な性格で、友好関係が幅広くなぜか周囲に喰種が多い。小学生時代にカネキに話しかけたのがきっかけで親友となる。あんていくの常連客で、トーカに興味を抱いている。陽気でおおざっぱを振舞うものの、他者の微かな機微に気付く鋭い洞察力を持ち、真戸の殉職の件もほぼ完全な推理で事件の本質に辿り着いている。喰種の事件に興味を持ち、新聞の切り抜きを集めたり、ヤモリに発信機を付け、アオギリの樹のアジトの場所を特定するなどして独自に捜査を行っていた。CCGにアルバイトとして働いており局員補佐として採用されたが、アオギリのアジトの情報を匿名でCCGに提供をしたことが丸手に知られ、彼の判断で捜査官補佐となる。梟討伐作戦では丸手の補佐として参加する。地下道で半赫者となったカネキと再会し、カネキが喰種であることに気づいていたことを明かし、もう一度だけ戦うよう励ました。その後の行方は不明となっている。小坂 依子(こさか よりこ)声 - 赤﨑千夏トーカの親友。清巳高校の女子生徒。トーカのことを常に心配しているが、彼女の正体には気付いていない。調理師を目指しており、たびたび料理をトーカに食べさせている。西野 貴未(にしの きみ)声 - 小堀友里絵ニシキの恋人。上井大学医学部医学科二年生。10月1日生まれのてんびん座。血液型O型。家族が旅行中の事故で全員死亡し、精神的に追い詰められたところをニシキに話しかけられたのをきっかけに恋人になる。ニシキが喰種であることを知っており、必要があればニシキの食糧になる決断ができるほど献身的な愛情を持つ。嘉納 明博(かのう あきひろ)声 - 乃村健次嘉納総合病院の医師で教授を務めている初老の男性。瀕死の重傷を負ったカネキを手術した後、カネキの担当医としてしばらく診察をし、その後姿をくらましていたが東京郊外の地下のラボに潜伏していた。元CCG解剖医で、回収したリゼを利用して秘密裏に様々な実験を行っていた。カネキやシロ・クロを半喰種化させた張本人で、アオギリの樹の目的に必要な重要人物とされている。後にカネキと対峙し、ある目的のために一緒にアオギリの樹へ行くよう説くが断られ単身アオギリへと向かう。田口(たぐち)声 - 上田麗奈入院していたカネキの担当をしていた看護師。嘉納の裏の顔を知っていたためにアオギリの樹に拉致される。タタラに拷問され殺されたと思われる。小倉 久志(おぐら ひさし)喰種研究家。他人を小ばかにした性格の男性。度々テレビに出演しており、喰種関連の著書も出版している。しかし、篠原特等から「喰種の研究者ではなく、自分なりに掻き集めた情報を吹聴するだけの『喰種フリーク』であり、市井の人々に誤解を与える困った人」と評されている。小鉢(こばち)グルメ雑誌の編集者の男性。御手洗に騙され喰種のレストランに連れ込まれた。ハプニングレストランだと信じていたため、最初に食材としてタロちゃんに解体されるまでほぼ無抵抗だった。亜美(あみ)肥満体の女性。宗太に騙され喰種のレストランに連れて込まれた。本人曰くかつてインターハイにまで出たこともあるランナーだったらしい。しぶとく逃げ回るも捕えられ、食材としてタロちゃんに熱した鉄板に押し付けられた。タロちゃん声 - 武虎喰種のレストランで参加者たちを解体しようとした解体屋(スクラッパー)。マダムAの「飼いビト」。本名不明。人間を手づかみできるほどの巨体であるが、知能は高くない。幼児語を使い、マダムAを「まま」と呼ぶ。ショーの最中にカネキを独り占めしたくなった月山に食材として殺害される。実はリゼの赫包の移植によって変貌した人間であり、嘉納によって人為的に作られ存在でもある。上記の彼の他にも複数存在している。巻末のおまけ漫画ではカズオと共に頻繁に登場している。カネキの母声 - 高橋理恵子夫を早くに亡くし、女手一つでカネキを育てていたが、姉からの金の無心に応じ続けていたこともあり過労死した。生前、カネキに自己犠牲を尊ぶように教えた。浅岡(あさおか)カネキの伯母。妹であったカネキの母が亡くなった後、間接的に死なせた償いからカネキを引き取るが、カネキの成績が息子を越えたことをきっかけに敵愾心を向けるようになり、彼に対して心理的虐待やネグレクトをするようになった。佐藤(さとう)中年の女性。霧嶋一家と滝沢一家が暮らしていた住宅街の近所に住んでおり、トーカとアヤトからは「佐藤のおばちゃん」と呼ばれていた。霧嶋一家とは友好的な関係を築いていたが、CCGから一家の正体を知らされ、駆逐に協力した。川上 雫(かわかみ しずく)声 - 上田麗奈CCGアカデミー候補生であった少女。ジューゾーやクロナ、ナシロと同じ施設で局員捜査官を目指していたが、身体が弱かったため病死した。憂那(うきな)声 - 寿美菜子かつて「功善」と名乗っていた頃の芳村が出会った女性。正体を知りながらも功善と愛を育み、エトを産むため妊娠中に人間の肉を食らうほど彼を愛していた。しかし彼女の正体は功善の所属していた組織を追うジャーナリストであり(功善が組織に所属していたことは知らなかった)、それに気づいた組織の命令を受けた功善の手で殺害された。最期の時ですら功善を恨まず、それどころか「自分が死ぬことでまた功善が一人になることが心配」と気にかけていた。掘 ちえ(ほり ちえ)本編では『:re』から登場。童顔の小柄な女性。愛称は「ホリチエ」。飄々とした変わり者で、写真をとるのが好きなマニアでもある。クインクスの瓜江と不知に接触し、琲世の私物と引き換えにトルソーに関係する情報を渡した。学生時代、月山と同じ高校に通っており、食事風景を撮影しているところを見つかってしまい、彼と共に行動するようになる。月山が喰種だと知っても全く驚かなかった。本編登場以前に小説[日々][空白]に登場している。小説のみ登場木山(きやま)[日々]に登場。上井大学のオカルト研究会の部長。気さくな性格をしたのっぽの男性。ヒデがカネキの異変に勘づいた頃に知り合い、強制的にヒデをオカルト研究会に勧誘した。独自に喰種の調査を行っている。カインに襲われるが、ヒデに助けられた。三晃(さんこう)[日々]に登場。上井大学のオカルト研究会の一員。陰気な性格をした長髪の女性。木山と共に行動しており、喰種疑惑のある人物のリストを作成していた。カインの襲撃に遭うが、ヒデに助けられた。
§喰種対策局[編集]
§幹部[編集]
和修 常吉(わしゅう つねよし)声 - 堀勝之祐総議長。アカデミーを卒業していない有馬やジューゾーを特例で喰種捜査官として入局させた人物。和修家はCCGに大きな影響力を持ち、批判するだけで潰されるといわれている。丸手によるとSSSレートの喰種を討伐したことがあるらしい。和修 吉時(わしゅう よしとき)声 - 咲野俊介本局局長。総議長の息子。丸手と親交がある。式典で亜門やジューゾーに昇任の辞令書を手渡した。梟討伐作戦では作戦総指揮を務める。
§特等捜査官[編集]
有馬 貴将(ありま きしょう)声 - 浪川大輔1区および24区担当の男性捜査官。12月20日生まれのいて座。総議長に見出され特例で三等捜査官に就任し、異例の早さで特等捜査官まで昇進した逸材。多くの逸話を持っており、二等捜査官時代に隻眼の梟を撃退し、その名を馳せた。両手でそれぞれ異なるクインケを自在に扱い、装備の整わない状態でSSSレート喰種を圧倒するなど、別次元とも言える戦闘能力を持つことから「CCGの死神」とも呼ばれる。また、彼が率いる「有馬班」に所属していた捜査官は総じて高い能力を持つ。少年期から捜査官として活躍していた天才肌であるが、面識のある者からは「天然」と評されている。梟討伐作戦では0番隊の隊長を務める。ルートV14にて地下に逃げた多数の喰種を討伐し、カネキを圧倒的実力で叩き伏せた。その後地上に上がり隻眼の梟を単独で撃退に成功する。[JACK]の主人公。学生時代、ランタンを追うため13区の学校に転校していた。クインケは優れた防御性能を持ち遠隔起動も可能な甲赫の[IXA(イグザ)]と、雷のような赫子を発生させる羽赫の[ナルカミ]。学生時代はギターケースに入れた甲赫の[ユキムラ1/3]を使っていた。『:re』でも特等捜査官として活躍している。ハイセとは仲が良く、本を借りたり机の上で手合わせをしたりする。篠原 幸紀(しのはら ゆきのり)声 - 仲野裕20区担当の男性捜査官。ジューゾーのパートナー。人当たりのよい性格の人物で、ジューゾーの問題行動にも怒ることなく諭すように指導している。ジューゾーをパートナーにした当初は彼の奇行に手を焼いていたが、後に互いに信頼関係を築くようになる。真戸呉緒の初代パートナーでもあり、アカデミー時代の亜門の教官も務めていた。トーカとアヤトの父であるアラタを生け捕りにした人物。堅実確実に結果を残すタイプであり、「不屈のシノハラ」と呼ばれている。梟討伐作戦では第一隊の副隊長として芳村と戦うが、その直後に現れた隻眼の梟に重傷を負わされ、右足を切断されたうえに大量出血のため脳への深刻なダメージを負い、植物状態となる。クインケは尾赫の[オニヤマダ壱]→[オニヤマダ]と、甲赫の[アラタproto]→[アラタβ0.8]→[アラタ]。黒磐 巌(くろいわ いわお)声 - 大友龍三郎13区担当の男性捜査官。実戦経験豊富なベテラン捜査官で梟と二度対戦しており、隻眼の梟に致命傷を負わせるほどの実力を持つ。「うむ」が口癖。アオギリの11区襲撃事件に対処する11区特別対策班の副指揮官を務める。梟討伐作戦では第一番隊の隊長として芳村と戦い手傷を負わせるが、その代償として左腕を失った。クインケは鱗赫の[クロイワSpecial]と、甲赫の[アラタproto]→[アラタ]。田中丸 望元(たなかまる もうがん)声 - 小山剛志2区担当の男性捜査官。2区の支部長として、捜査官の職務と2区の統括役を兼任している。「ンン…ボーイ」が口癖。戦闘時にはクインケ名を叫ぶことが多く、戦いを喜劇として捉えている。梟討伐作戦では第二隊の隊長を務め、古間と交戦する。クインケは衝撃波のような赫子を発生させ、モードの変更で遠近両用で対応できる羽赫[ハイアーマインド(高次元精神領域)]もしくは[天使の羽ばたき(エンジェルビート)]。安浦 清子(あうら きよこ)声 - 赤﨑千夏1区担当の女性捜査官。初の女性特等捜査官で、多くの女性捜査官からの羨望を集めている。丸手 斎(まるで いつき)声 - うえだゆうじ対策Ⅱ課所属の男性捜査官。嫌味な性格で、自慢するために職場へハーレーで乗り付けたり、他者を見下す発言や陰口を繰り返すため、局員たちからの印象はあまりよくない。クインケを「オモチャ」と称し嫌っているが、喰種にアサルトライフルで正確な射撃を行うなど戦士としての実力は確かである模様。アオギリの11区襲撃事件に対処する11区特別対策班の指揮官を務めるが、23区の喰種収容所の襲撃を予測しなかった。梟討伐作戦では副指揮を務める。[JACK]にも登場しており、ランタンに襲われた富良から事情聴取をした。灰崎 深目(はいさき しんめ)対策Ⅱ課所属の男性捜査官。コクリアの監獄長。アオギリの樹のコクリア襲撃による前任者の失態を経て副監獄長から昇進した。過去には尋問官を務めている。
§准特等捜査官[編集]
鈴屋 什造(すずや じゅうぞう)声 - 釘宮理恵20区担当の男性捜査官。6月8日生まれのふたご座。血液型AB型。愛称は「ジューゾー」。初登場時は三等捜査官で、篠原のパートナー。アカデミーに入学することなく特例として喰種捜査官に就任し、アオギリの騒乱から半年後に二等捜査官に昇進。中性的な容姿をしており、カネキと同様に喰種を惹きつける体臭を持つ。極めて高い身体能力と動体視力を持ち、Bレートのクインケで重傷を負っていたとはいえSレートの喰種を殺害し、クロナとナシロを同時に相手取って余裕を崩さず勝利している。普段は無邪気で人懐っこい性格であるが、常識感とモラルが欠如しており、気軽に窃盗を行い、機嫌を損ねると障害が残る傷害を躊躇せずに行う残忍な面を持っている。梟討伐作戦では芳村に手傷を与えようとするが、隙を突かれて右足を切断される。隻眼の梟によって篠原を弄ばれた際に、かつて篠原が語っていた言葉の意味を理解・欠落していた感情を取り戻し、作戦終了後は植物状態となった篠原の前で再び捜査官として働くことを誓った。捜査官になる前の本名は「鈴屋 玲(すずや れい)」。幼少期にビッグマダムと呼ばれる喰種の飼いビトとして過ごし、サーカスでの曲芸や解体屋を行っていた。その一方で執拗な虐待をされており、可愛いままでいてほしい、というビッグマダムの歪んだ愛情を受け、男性器を潰されている。クロナ、ナシロと同じ施設に居たため彼女らとは面識があり、交戦中には「同窓会のようですねえ」と発言している。クインケはナイフ状の尾赫の[サソリ1/56]×56[注 3] と、大鎌型鱗赫の[13's(ジューゾー's)ジェイソン]。『:re』では準特等捜査官に昇進し、13区の班長を務めており、髪色が黒く変化している。ハイセ曰く「ちょっとズレてるけど仕事熱心」。法寺 項介(ほうじ こうすけ)声 - 速水奨20区担当の男性捜査官。滝澤のパートナー。目下にも敬語を使う穏やかで紳士的な性格だが、時折辛辣になることもある。13区のピエロマスク掃討戦だけでなく、中国の「赤舌連(チーシャーリェン)」という喰種集団を相手にして功績を残す程の実力者である。真戸呉緒の二代目パートナーだった。梟討伐作戦では第一隊の班長を務め、芳村に致命傷となる一撃を与えた。クインケは羽赫の[ホロウ]と甲赫の[赤舌(チーシャ)]。宇井 郡(うい こおり)声 - 織田圭祐4区担当の男性捜査官。一人称が「私」の中性的な青年。准特等だが、4区の指揮権と特等会議への参加権を持っている。元・有馬班のホープ。梟討伐作戦では第0隊の副隊長を務める。隻眼の梟が奇襲を掛けて来た時は唯一人攻撃を回避し反撃に転じており、非常に高い戦闘力を持つ。クインケは甲赫の[タルヒ]。千之 睦(ちの むつみ)23区担当の男性捜査官。眼鏡をかけた中年男性で愛称は「チノムツ」。田井中のパートナー。梟討伐作戦において第四隊の隊長を務める。タタラと交戦後消息を絶ち、CCGには死亡と判断された。クインケは尾赫の[サユリ壱]。有根(ありね)7区担当の男性捜査官。ピエロマスク掃討戦で法寺と並ぶ成果を収めるほどの人物。黒ウサギのマスクを被ったアヤトにクインケを展開する暇もなく殺された。鉢川 忠(はちかわ ちゅう)声 - 三宅健太梟討伐作戦から登場した男性捜査官。眼鏡をかけ、コートの襟で口元を隠している。喰種との交戦の影響か、唇の肉が無く歯茎がむき出しになっている。民間人を平然と戦闘に巻き込むなど周囲を省みない性格。梟討伐作戦において第三隊の隊長を務め、カヤと交戦する。過去にカヤに師や同期を殺されており、復讐の機会を待っていた。『:re』でも穂木と共に登場した。真戸 微(まど かすか)本編開始時点で故人。呉緒の妻であり、アキラの母親。安浦特等の同期で、28歳で准特等となり教官職まで務めた人物。丸手[注 4]を班長としたチームで24区の捜査中に隻眼の梟と遭遇し、チームのメンバーを逃がすために殿(しんがり)を務め殉職する。
§上等捜査官[編集]
亜門 鋼太朗(あもん こうたろう)声 - 小西克幸(子供時代 - 吉永拓斗)20区担当の男性捜査官。 CCG側の狂言回しを務める人物。4月7日生まれのおひつじ座。血液型A型。初登場時は一等捜査官で、真戸呉緒の最後のパートナー。アカデミーを主席で卒業したエリートで、喰種が歪めた世界は間違っていると考えており、この世界を変えるという信念の元に活動している。ワイシャツの襟もとに小さな十字架を下げている。基本は涙もろく正義感にあふれた好青年ではあるが、使命感からしばし暴走し、倫理や規則を無視した行動を取ることがある。かつては孤児である自身の育ての親だった喰種のドナートには複雑な感情を向けている。真戸を追っている最中にカネキに足止めを食らい、追い詰められるも見逃されたことから「ドナートが自身を見逃した理由」を求めるために「眼帯の喰種」として行方を追っている。アオギリの騒乱から半年後、上等捜査官に昇進し、真戸の娘のアキラとコンビを組む。ドナートに育てられた経緯と、半赫者で暫定SSレートのカネキを捕獲・駆逐せずに見逃したことから、エトと嘉納に興味を抱かれる。身長191cm、体重94kgの偉丈夫で、常にトレーニングで体を鍛えている。力の無い喰種が相手であればクインケ無しでもある程度対処できるほどの格闘能力を持つ。そのため重量級の甲赫のクインケを得意とする。クインケは棍棒状の甲赫である[ドウジマ1/2]→二刀に分割する能力を持った大剣状の甲赫の[クラ][注 5]。梟討伐作戦では第四隊の班長を務め、カネキと再び対峙する。クラを破壊され地行が渡した[アラタ・弐
§一等捜査官[編集]
馬淵 活也(まぶち かつや)声 - 高橋伸也対策Ⅱ課所属の男性捜査官。丸手の部下であり、軽口を挟んで丸手にたしなめられていることもある。またモニターを見ている時に涎を垂らす癖がある。戦況分析が得意らしく、梟討伐作戦では後方で各部隊の戦力配分の変更等を指示した。車谷 東吾(くるまたに とうご)嘉納の隠れ処への突入に参加した男性捜査官。篠原の指揮下で磯山と共に行動している。クインケは羽赫の[アブラガマ]。穂木 あゆむ(ほぎ あゆむ)梟討伐作戦から登場した女性捜査官。幼い子供のような体躯をしており、前髪で頭部全体を隠している。鉢川、平子、伊東とともにカヤと交戦。俊敏で正確な攻撃を得意とする。『:re』でも鉢川と共に登場した。伊東 倉元(いとう くらもと)声 - 高橋伸也梟討伐作戦から登場した男性捜査官。糸目の青年。平子班の一員であり、鉢川、平子、穂木とともにカヤと交戦。カヤからは「そこそこのパワーと機転が利く」と分析されている。『:re』では引き続き平子班の一員。同階級である佐々木にはフランクに接するが、佐々木が喰種として暴走した際には躊躇せずに攻撃し食い止めている。
§二等捜査官[編集]
滝澤 政道(たきざわ せいどう)声 - 立花慎之介20区担当の男性捜査官。9月10日生まれのおとめ座。血液型A型。法寺のパートナー。アカデミーでは次席卒業。有馬と亜門に憧れており、スクラップ記事などを集めている。同期のアキラや昇進の早いジューゾーには劣等感を感じており、特にジューゾーを疎んでいる。梟討伐作戦ではタタラに果敢に立ち向かうが、ノロに左腕を食われた。その後の生死は不明。クインケはパートナーの法寺から譲り受けた小型のクロスボウ状の羽赫[ドゥヒ]。五里 美郷(ごり みさと)声 - 上田麗奈13区担当の女性捜査官。背が高く不愛想な印象の女性。亜門に憧れているが、その裏返しとして彼に対して攻撃的に接してしまう。梟討伐作戦では第一隊に所属し、喰種と交戦した。作戦後に亜門が死亡扱いとなった際には涙を流していた。クインケは羽赫の[エメリオ]。黒磐 武臣(くろいわ たけおみ)『:re』から登場した男性捜査官。黒磐巌の息子であり、ウリエの同期。若いながらもSSレート喰種の攻撃に対応する技量を持ち、倉元からは「特等の遺伝子」「ブジン」などと呼ばれている。佐々木に憧れており、任務とはいえ刃を向けたことを悔いて謝罪を望んだり、手ほどきを受けたいと素直に告げるなど、無骨実直な性格は父親譲り。阿原 半兵衛(あばら はんべえ)本編では『:re』から登場。ジューゾーのパートナーの男性捜査官。本編登場以前に[Joker]に登場している。
§局員捜査官[編集]
中島 康智(なかじま やすのり)声 - 大黒和広20区所属の男性捜査官。後輩の草場とパートナーを組んでいたが、彼の殉職後は亜門とコンビを組むことになる。草場 一平(くさば いっぺい)声 - 村田太志20区所属の男性捜査官。三等捜査官で中島とコンビを組んでいた。亜門の正義感に触れ尊敬していたが、トーカに襲撃されて殉職する。
§クインクス「Q's」[編集]
瓜江 久生(うりえ くき)二等捜査官。男性。2月12日生まれ。19歳。血液型O型。クインクス班元班長。愛称は「ウリエ」。クインケは本来のものが壊れたため[ツナギ〈plain〉]を使用している。赫子は甲赫。アカデミーを特待で卒業している。無表情で外出時にはヘッドレスイヤホンを付けている。毒舌家であり、台詞には()付きで本心で思っていることが描かれている。洞察力が高く、トルソーがタクシー運転手である可能性が高いことを早期から見破っていた。過去に特等捜査官であった父親が部下を撤退させるために「隻眼の梟」と一人で対峙した結果殉職したことから、「隻眼の梟」を倒すために父親が所属していたS3班に昇進することに執着している。対オロチ戦では、仲間を顧みず戦闘を続行しようとしたことを咎められ、ハイセから班長を外される。不知 吟士(しらず ぎんじ)三等捜査官。男性。3月8日生まれ。19歳。血液型A型。クインクス班現班長。愛称は「シラズ」。クインケはウリエと同じ[ツナギ〈plain〉]。赫子は羽赫でミサイルのような形状をしている。大型二輪、普通免許を所有している。金髪で三白眼、鮫のような歯を持つ青年。バイクを移動手段として使っており、喰種を追うのにも用いられる。良く言えば「素直」、悪く言えば「バカ」であり、ウリエの嘘を間に受けるなど抜けた一面があるが、クインクス班の中で一番の仲間思いであり、トルソー戦ではトオル庇って班長であるウリエに「死んだらどうしようもねぇ」と言って撤退を進言するなど、任務よりも仲間に安全を優先する傾向にある。その仲間思いの一面をハイセに評価され、クインクス班の新班長に任命される。六月 透(むつき とおる)三等捜査官。12月14日生まれ。19歳。血液型AB型。愛称は「トオル」。クインケはナイフ状の鱗赫[アブクソル]と鱗赫[イフラフト]。赫子は尾赫。両利き。線の細い容姿をしており、褐色の肌、右眼の眼帯が特徴の青年。気が小さく血を見るのが嫌い。一人称は「俺」。ハイセのことは「先生」と呼び慕っている。両親と兄を喰種に殺されており、アカデミーに保護された過去がある。その時に「女としての存在」である自分を嫌悪していることを告白し、本人の希望もあって、「女性」としてではなく「男性」として生きていくことになった。右眼は赫眼を制御できないため常に赤く、眼帯で隠している。またRc値が低いためか、赫子を出すことができない。米林 才子(よねばやし さいこ)三等捜査官。女性。9月4日生まれ。19歳。血液型B型。愛称は「サイコ」。クインケは甲赫[ぼくさつ2号]であるが、劇中未使用。赫子は鱗赫。タイピング検定1級を所持。捜査官ながら半ニート状態で、ゲームをしながらお菓子を食べるという自堕を落な生活送っている。アニメ、漫画、イラスト、フィギュア収集、ネットサーフィン、地下アイドルなどのサブカル系趣味を持つオタク。また少し太り気味。
§用語[編集]
§喰種(グール)[編集]
食性が人間のみに限定された肉食の亜人種。反社会的な食性から公的に駆逐対象とされており、喰種対策局と呼ばれる専門の行政機関が設立されている。通常時は人間との外見的な差異が無く、条件付きで交配も可能であるなど限りなく人間に近い種として描かれている。
身体的な特徴身体能力は極めて高く、数メートルを跳躍し、素手で人体を貫く筋力をもつ。個体差はあるが成体ではヒトの4 - 7倍の筋力を持つとされる。小さな切り傷程度であれば一瞬、骨折でも一晩程度で治癒する。感覚器官がきわめて優れており、遠方から近づく人物の体臭を嗅ぎ分けられ、人ごみの中から足音を聞き分けることができる。寿命は明言されていないが人間のように老化した喰種が登場しており、大怪我を負えば死ぬことから不老不死ではない。捕食もしくは交戦時には赫眼という状態になり、身体から赫子が発生するため人間と見分けやすくなり、喰種対策法でもこれらの確認を以て喰種と判断すると定められている。 赫眼(かくがん)喰種が特殊能力を使う際に眼球を赤く変化させた状態の呼称。一般的には両眼が変化するが、ハイブリットは片眼のみが変化する。また個体によっては常時赫眼状態の喰種もいる。Rc細胞喰種に特殊能力を与える架空の細胞。微量だが人間の体内に存在しており、喰種は人肉又は喰種の肉の摂取によってこれを蓄積する。Rc因子が定義されており、医学検査の項目にRc値が定められている。Rc値が一定以上の数値になると喰種と判断される。赫包(かくほう)喰種の体内にあるRc細胞を貯めこむ嚢胞。喰種は人肉を摂ることで血中にRc細胞を蓄え、最終的にはこの赫包に蓄えられる。蓄えられた細胞は意識的、あるいは精神の昂ぶりによって皮膚を突き破り放出される。これが赫子である。個体によっては複数の赫包を持つ。赫包は喰種の持つ赫子の種類によって場所が異なる。羽赫は肩まわり、甲赫は肩甲骨の下、鱗赫は腰のあたり、尾赫は尾てい骨付近にあり、喰種の相性は、上から羽赫、甲赫、鱗赫、尾赫の順に並べて、赫包の位置が一つ上の種に強く一つ下の種に弱いという形になっている。赫子(かぐね)喰種の身体より発生する捕食器官。Rc細胞によって構成されており、硬化と軟化を繰り返しながら自在に動く。特性によって分類されており、強力な喰種ほど多く発生させる。基本的に一種類の発生に限定されるが、稀に複数種を持つ喰種が存在する。治癒能力が高い喰種ではあるが、赫子によって受けた傷は治癒が遅れがちになる。特に相性の悪い赫子から受けた傷は毒となり更に治癒が遅れる。 羽赫(うかく)肩まわりからRc細胞が羽のように放出される赫子で、ガス状に出現する例が一般的。攻撃時には直接叩きつけたり固形化して射撃する例が確認されている。主にスピードを生かした瞬発系の攻撃を行う。Rc細胞を放出して戦うため持続時間が短く短期決戦型と見られている。甲赫(こうかく)肩甲骨の下あたりから現れる金属質の赫子。高密度のRc細胞の凝縮で赫子の中で随一の頑丈さを誇るが、重量のせいでスピードで劣り扱いづらい。鱗赫(りんかく)腰まわりから触手のような形状を持って現れる赫子。鱗のような独特の表面を持ち、柔軟性に優れ再生も早いが他の赫子に比べると脆い。主に打撃や刺突で攻撃する。尾赫(びかく)尾てい骨あたりから爬虫類の尾のような形状を持って現れる万能型の赫子。総合能力が高く攻守共に水準以上でスピードもあり、特に弱点はないが、攻撃において決め手に欠けることが欠点。食性と嗜好水やコーヒーを除けば基本的に摂食できるのは人体のみであり、一度の摂食で数週間の活動ができる。常人が摂食する食品を喰種が口に含むと味覚に嘔吐中枢が刺激されるほど不快に感じ、無理に摂食すれば体調を壊すなどの不調が発生する。飢餓状態になると激しい頭痛や判断力の低下に陥り、親しい友人であろうとも捕食することを躊躇しなくなる。経験者はこの苦痛を「地獄のような苦しみ」と表現している。なお、歯の生え揃っていない(捕食器官が未発達な)赤ん坊の場合は同種の母乳を飲むことで栄養を摂取できる。精神的な特徴生来の意識や感情は人間と変わらず、同じ社会性をもっているため、日常は人間社会に溶け込んで生活している。しかし、人間しか食べられない喰種としての苛烈な環境から、強弱はあるが心に闇をもつ傾向にある。大半は人間に対して複雑な感情を抱いたり、喰種である自分に苦しんだりする程度であるが、人間を単なる食べ物と考えるようになった喰種は気軽に捕食を行い、無秩序に起こす捕食殺人事件は社会問題に発展し、喰種対策局から注目を浴びることになる。健全な人格を備えた喰種も少なからずおり、人間が店舗で食材を買うように自殺者などを加工した食肉を入手して、人と変わらぬ生活を営んでいる。生活や文化社会的に存在が許されない立場から定住は極めて困難であり、頻繁に移り住む者も珍しくない。また同じ理由で姓名を頻繁に変えることも珍しくないが、親からつけられた名前は綴りを変えつつも同じ読み仮名を使い続ける者が多いとされている。幼少の頃から人間を装う訓練を受けるが、その中でも普通の食品を美味しそうに食べて、体内で消化される前に嘔吐する訓練が基本とされている。 喰場(くいば)喰種が人間を捕食をする場所。人通りのない裏路地などが好まれる。喰種にとってのテリトリーであり、他の喰種が無断で使用すればテリトリー荒らしとみなされて殺し合いに発展する場合がある。20区ではあんていくが管理しており、実力行使による奪い合いを避ける努力がなされている。マスク喰種が捕食行動の際に着用する仮面。身元を隠し日常生活を守るために使用する。喰種捜査官に遭遇する可能性がある場合は必須とされている。一般的には口元を露出させたドミノマスクが基本であるが、あんていくのメンバーは口元まで覆っているタイプを着用しているものが多い。本来の目的と矛盾した個性的なマスクが好まれており、喰種対策局でもマスクの目撃証言を元に呼称を付ける例も多く見られる。あんていく20区に暮らす喰種たちが集まる喫茶店。詳細は東京の20区を参照。喰種のレストラン(グールのれすとらん)喰種専用の会員制レストラン。喰種の中でも特に深い闇に落ちた者たちが利用しており、人体を調理して提供している。生きた人間を惨殺する解体ショーを開催しており、解体したての食材を料理して会員たちに提供している。騙して連れてきた人間をシャワーや身だしなみを整えさせたのちに供するため、供されかけたカネキは「注文の多い料理店のようだ」と表現した。 解体屋(スクラッパー)喰種のレストランで行われる解体ショーの解体役。什造も保護されるまでその役目を担っていた。飼いビト(かいビト)人間を食料品のように考える喰種が同居する人間に使う呼称。亜種隻眼の喰種(せきがんのグール)人間と喰種のハイブリッドの総称。主に交雑によって生まれる雑種が一般的だが、カネキのように人間への外科手術によって後天的に変化した個体も出現している。母親が喰種であれば母体が胎児を吸収してしまうので生まれることはなく、人間であれば母親の摂取した通常の食べ物からの栄養を胎児が摂取できずに餓死してしまうので誕生するのは極めて稀である。雑種強勢によりきわめて強力な力を持つといわれている。片目だけが赫眼になることから、隻眼(せきがん)とも呼称されている。喰種の社会ではその希少さと高い能力から都市伝説と考えられており、特殊な背景から人・喰種を区別なく捕食するため不吉な存在として忌避されている。赫者(かくじゃ)共食いを繰り返した喰種の中から稀に発生する変態種。一般的な喰種に発生する捕食器官としての赫子とは別に、体を鎧のように覆う特殊な赫子が生じる。捕食した喰種から人肉とは比べ物にならない大量のRc細胞を取り込み、濃度が上がることで発生するといわれている。作中では芳村、隻眼の梟、アラタが該当する。半赫者(はんかくじゃ)赫者への変態途上にある喰種の呼称。作中ではヤモリとカネキが該当する。
§喰種対策局(グールたいさくきょく)[編集]
喰種対策法を背景に活動する国の行政機関[3]。英語名「Commission of Counter Ghoul」の頭文字から通称「CCG」と呼ばれている。主な活動内容は喰種の捜索および駆逐で、捕食殺害事件で身寄りを失った児童の保護なども行っている。
喰種対策法(グールたいさくほう)人命を脅かし反社会的な行動をとる喰種に対処するために作られた法律。同法では喰種を第I種特別警戒対象と定め「あらゆる法はその個人を保護しない」としている。喰種捜査官(グールそうさかん)喰種対策局に所属し、喰種の捜査および駆逐を主任務とする国家公務員。作中では特定犯罪の取り締まりに従事する特別司法警察職員のように描かれており、銃器やクインケの所持も許されている。喰種たちからは鳩を模した胸章から通称「白鳩(ハト)」と呼ばれて恐れられている。階級は上位から「特等捜査官」「准特等捜査官」「上等捜査官」「一等捜査官」「二等捜査官」「三等捜査官」の6階級に分かれており、上位3階級を「上位捜査官」、下位3階級を「下位捜査官」と呼ぶ。捜査官たちは名前の下に官名をつけて呼び合っており、上位捜査官と下位捜査官がコンビでチームを組んで活動している。 白翼賞特定レートの喰種を駆逐、あるいはその能力があると判断された捜査官に贈られる賞。Sレートなら「白単翼賞」、SSレートなら「白双翼賞」、SSSレートなら「白龍翼賞」となっており、贈られるバッジも、上の賞ほど翼の意匠が増える。クインケ喰種捜査官に支給される赫子を利用した対喰種用の武器。通常はアタッシェケースに収められており、戦闘時に展開変形して使用する。駆逐した喰種の赫包を加工して制作し、電気信号によって赫子を発生させる。その非人道的な製法から存在は公にされていない。能力は元になった喰種に準ずる。赫子と異なり形状は固定されているが、試作品の中には限定的な形態変化が成功しているものがある。名称は材料となった喰種の名称を受け継ぐのが通例であるが黒磐や彼の流れをくむ捜査官は独自に命名している。 羽赫(うかく)主に射撃武器として加工されているものが多く、エネルギーの消費は激しいが遠隔攻撃が可能なため俊敏性に優れた捜査官に好まれている。甲赫(こうかく)重く硬い特性から剣や金棒のような近接武器に加工されるのが一般的で、肉体派の捜査官に好まれている。鱗赫(りんかく)ギミックの組み込まれた特殊な武器が多く、操作に熟練を求められることから技巧派の捜査官に好まれている。尾赫(びかく)特に欠点もない代わりに優れた点もないが扱いやすいために主に新人捜査官に支給される。キメラクインケ異種の赫子を組み合わせた特殊なクインケ。技術的に結合が難しく試作品が存在するのみ。クインクス嘉納による喰種化被害者であるハイセを元にCCGが作り出した喰種の能力を直接その身に得た喰種捜査官。赫包を直接的に入れられたカネキとは違い、クインケとして加工した赫包を体内にインプラントしている。加工したものであるためかは不明だが、嘉納による人造喰種であったカネキは食性が完全に喰種のものと化していたが、クインクスの場合は食性が人間のままとなっている。Rc値が通常の人間より高めで、高めすぎると食性が喰種のものとなる危険性がある。
§東京[編集]
現実の東京と似ているが、裏路地には人肉を狙う喰種が潜み、地下には「地下道」と呼ばれる喰種によって築かれた広大な迷宮が広がる危険な都市である。区部は24区までが確認されており、区名は実世界でいうところの市町村コードで呼ばれている[4]。
1区千代田区に相当。喰種が多く暮らすが、喰場の奪い合いが日常的に行われている危険な地区。 喰種対策局本部(グールたいさくきょくほんぶ)各地にある喰種対策局の本部、内部では通称「本局」と呼ばれている。2区中央区に相当。1区と同様に喰種が多く暮らし、喰場の奪い合いが行われている危険な地区らしい。3区港区に相当。1区と同様に喰種が多く暮らし、喰場の奪い合いが行われている危険な地区らしい。4区新宿区に相当。1 - 3区と変わらぬ危険な地区であるが、かつてウタとヨモが抗争を繰り広げていた頃よりは落ち着いている。 HySy ArtMask Studioマスクアーティストのウタが開いているオーダーメイドのマスク店。主に喰種が使うマスクを制作しているが、人間の客も訪れている。5区文京区に相当。喰種捜査官を育成するアカデミーがある。6区台東区に相当。アオギリの騒乱後、リゼの足跡を辿ったカネキ達が拠点としている。かつてシャチが仕切っていた区である。7区墨田区に相当。喰種レストランがある。最近、捜査官狩りが横行しているようだ。11区大田区に相当。比較的に安定した地区であったが、かつてリゼが無差別に暴食を繰り返した影響で喰種対策局の活動が活発化し、喰種社会は混乱を極めている。その後、さらにアオギリの樹が進出し、喰種捜査官を全滅させた。そのため対策局では緊急対策をとっている。13区渋谷区に相当。喰種にとっては血の気が多くて怖い地区とされている。『東京喰種トーキョーグール [JACK]』の舞台でもある。14区中野区に相当。共喰いが流行しており、衰弱していたニシキが襲われたことがある。 Helter Skelterイトリが経営するバー。喰種の社交場を兼ねており、様々な情報が集まっている。20区練馬区に相当。作品の主な舞台となる地区で、主人公たちが暮らし、あんていくもここに存在する。あんていくが取り仕切っているため争いも少なく、喰種にとっては穏やかで暮らしやすい地区とされていた。喰種対策局からは、捕食件数は他の区より低いものの、以前から単体で強力な喰種が多いことから指定危険区とされていた。「大喰い」「美食家」「ラビット」などが危険視されている。 あんていく芳村が経営している喫茶店の名称で、20区に暮らす喰種の自治組織、もしくは互助組織としての側面も持っている。知らずに利用している人間もいるが、暗黙の了解で客の捕食は控えられている。個人主義的な喰種からはよく思われていないが、喰場の管理や捕食の隠蔽、自殺者を利用した食材加工と分配などといった積極的な活動によって20区の喰種は目立たたなくなっており、その甲斐あって20区は喰種対策局からも放置気味であった。芳村が「梟」と判明したことで「隻眼の梟討伐作戦」のためにCCGに襲撃され、結果として解体されることとなった。喰種対策局20区支部(グールたいさくきょく20くしぶ)20区の喰種駆除を担当する支部。喰種の活動がおとなしい地区であったため活動も緩やかであったが、リゼ(大喰い)の大量捕食殺人事件で状況が変わり、トーカ(ラビット)の捜査官狩りで捜査官が命を落としたことで激変した。本局から重点地区と指定され、優秀な捜査官が派遣されている。上井大学(かみいだいがく)カネキやヒデ、ニシキ、キミなどが通っている大学。学部は文系から理系まであり、ニシキの通う薬学部は難関だといわれている。原作のキャンパスは青山学院大学の青山キャンパスがモデル。※原作とアニメではキャンパスの描写が大きく異なる。清巳高等学校(きよみこうとうがっこう)トーカや依子が通っている共学の高校。生徒は男女ともにブレザーを着用。23区江戸川区に相当。喰種収容所(コクリア)がある。24区正式な区名ではなく、東京の地下に広がる喰種が掘り拡げた大迷宮の最深部にあり大量の喰種が潜んでいると考えられている場所。CCGでも存在を掴みかねており、探索が続けられている。喰種にとっては糞溜めと評されるほどに過酷な環境ではあるが、追われている喰種が隠れるには最適な場所だと考えられている
ってことです。
完全にネタバレですね。
んで、ここまで読んだ人もいないでしょうね
これが新時代ということなのでしょう。
ついてこれますかな(笑
以上
こんな雨の日は・・・・・・・・・・・・・
Posted by ネイチャーみらい at 20:01│Comments(0)